アラン・シモンセン
ル・マン24時間レースで事故死したアラン・シモンセンは、世界のGTドライバーのエリートのひとりであり、多くの実績を残したドライバーだった。

デンマーク人ドライバーのアラン・シモンセン(34歳)は、地元デンマークでのGTレースやオーストラリアのV8スーパーカーを始め、多くのレースに参戦。年間30〜40戦に出場することも稀ではなかった。

過去10年間でアラン・シモンセンがレースをしたチームのリストは、彼の才能だけでなく、パーソナリティを表すものでもある。アラン・シモンセンは、パドックでの生活を愛し、レーストラックに全てを捧げた。

1999年にフォーミュラ・フォード1600で優勝したアラン・シモンセンは、フォーミュラ・パーマー・アウディ、フォーミュラ・ルノーに参戦するためにイングランドに渡る。

活動資金が尽きたアラン・シモンセンだったが、オーストラリア、そしてヨーロッパのGTカーに居場所を見つける。2005年には、V8スーパーカーにレギュラー参戦しつつ、ユートでのピックアップトラックのシリーズにも参戦した。

2008年には、ヴァーゴ・モータースポーツでフェラーリを駆り、ル・マン24時間レースのGT2シリーズで優勝。2010-11年には、ファンバッハ・フェラーリのレースドライバーとしてシーズンを通して印象的なパフォーマンスをみせた。

昨年のル・マン24時間レースでアストンマーチン・レーシングに加入したアラン・シモンセンは、2013年にオール・デンマーク人のクルーとともにWECに参戦する契約にサイン。開幕戦のシルバーストンでは、LM-GTE Amクラスで優勝。今週末のル・マン24時間ではポールポジションを獲得していた。

関連:ル・マン24時間レース、アストンマーチンのドライバーが事故死

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース