小林可夢偉
小林可夢偉は、フェラーリからの契約延長のオファーを蹴り、無報酬でケータハムで走ることを受け入れて、2014年のF1復帰を果たした。

ケータハムは21日(火)、2014年のドライバーとして小林可夢偉とマーカス・エリクソンを起用することを発表。

2012年末にF1シートを失った小林可夢偉は、昨年スクーデリア・フェラーリと契約し、F1デモイベントに参加しつつ、WEC世界耐久選手権に参戦していた。

リーフィルドにあるケータハムのファクトリーでインタービューを受けた小林可夢偉は、WECの契約延長だけでなく、シミュレーター作業を含めたF1チームでの役割の拡大をオファーされていたことを明らかにした。

しかし、小林可夢偉はフェラーリからのオファーを蹴ってでもF1レースに復帰したかったと述べ、昨年12月にあったケータハムのオーナーであるトニー・フェルナンデスをあらゆる手を尽くして説得したと語った。

「僕は27歳ですし、まだF1でもっとレースをする必要があります」と小林可夢偉はコメント。

「そういうわけで、僕はF1に戻る方を選びました」

「フェラーリは別の契約をオファーしてくれましたし、ステファノ(ドメニカリ)は僕がそれを受けなかったことに不満でした。ですが、ここにいることが僕の決定です」

「僕は人生でリクスを冒しましたが、それは僕にとって重要なことです」

「ケータハムは、異なるエネルギーを必要としていますし、僕の経験はこのチームにとってかなり役に立つと思います。僕たちは自分に何ができるかをみています。かなり自信があります」

ケータハムが、ドライバーに持参金を要求していることは秘密ではなく、小林可夢偉は、2012年末にファンから集めた100万ユーロ(約1億4000万円)を含めたパッケージをチームにもたらした。

それでも、小林可夢偉はまったく給料を得なくてもF1で走りたいという熱意をトニー・フェルナンデスに強調したかったと述べた。

「無報酬で走ります。それは僕の決定です」と小林可夢偉は述べた。

「それが僕のアプローチです。僕はこの仕事がしたいんです。それをトニーに訴えました。それがトニーへのメッセージですし、彼はそれについて満足しています」

「僕はチームを助けたいです。お金のことは気にしていません。自分の人生を成功させたいですし、自分のゴールを成功させてチームにお返ししたいです」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ケータハム