フォーミュラE 2026-27年カレンダー発表 史上最多21戦で東京が最終戦
フォーミュラEとFIAは23日、2026-27シーズンのABB FIAフォーミュラE世界選手権の暫定カレンダーを発表した。FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の承認を経て公開された新カレンダーは、シリーズ史上最多となる13都市・21レースで構成される。

2026-27シーズンは、新世代マシン「GEN4」のデビューイヤーとなるだけでなく、アメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)、オランダのザントフォールト、そしてロンドンE-Prixの新開催地となるブランズハッチが加わるなど、大幅な拡大が図られた。

GEN4に合わせてサーキット開催を拡大
GEN4マシンは最大600kW(約815馬力)を発生し、全走行フェーズで四輪駆動を採用するフォーミュラE史上最速のマシンとなる。その性能向上に対応するため、従来の市街地コース中心の構成から、常設サーキットを活用する方向へと舵が切られた。

新たに加わるCOTA、ザントフォールト、ブランズハッチはいずれも世界的に知られるモータースポーツの名門コースであり、GEN4の高速性能を最大限に引き出す舞台として選ばれた。

一方で、東京、モナコ、ベルリン、ジェッダなど従来の市街地イベントも維持されており、フォーミュラEは都市中心部でのレース開催というアイデンティティを残している。

史上最多21戦で争われる新シーズン
2026-27シーズンは2026年12月18~19日にサウジアラビア・ジェッダで開幕。シリーズ初となるナイトレースでの開幕戦となる。

その後はメキシコシティ、オースティン、マイアミ、サンパウロとアメリカ大陸を転戦し、4月に中国・三亜でアジアラウンドを開催。5月からはベルリン、モナコ、ロンドン、ザントフォールト、マドリードと欧州ラウンドが続く。

シーズン終盤は上海と東京でダブルヘッダーを実施し、2027年7月25日の東京E-Prixで初年度GEN4王者が決定する予定だ。

■ 2026-27年フォーミュラEカレンダー


1-2戦:ジェッダ(12月18-19日)

3戦:メキシコシティ(1月16日)

4戦:オースティン(2月6日)

5戦:マイアミ(2月20日)

6戦:サンパウロ(3月13日)

7戦:三亜(4月17日)

8-9戦:ベルリン(5月8-9日)

10-11戦:モナコ(5月15-16日)

12-13戦:ロンドン/ブランズハッチ(5月29-30日)

14-15戦:ザントフォールト(6月18-19日)

16-17戦:マドリード(6月26-27日)

18-19戦:上海(7月10-11日)

20-21戦:東京(7月24-25日)

新フォーマット「E-Prix Unleashed」導入
GEN4時代のスタートに合わせて、フォーミュラEはダブルヘッダー週末に新たなレースフォーマットを導入する。

従来型の「E-Prix」に加え、「E-Prix Unleashed」と呼ばれる30分間のスプリントレースを実施。GEN4の性能を最大限に引き出すことを目的としている。

従来のE-Prixでは45分レース、低ダウンフォース仕様、8分間のアタックモード、そしてPIT BOOSTが義務付けられる。

一方のE-Prix Unleashedでは高ダウンフォース仕様を採用し、6分間のアタックモードを使用。PIT BOOSTは行われず、より純粋なスピード勝負が展開される。

メーカー参戦も拡大
GEN4時代の開幕に合わせて、ドイツの名門オペルがフォーミュラEへ新規参戦することも正式発表された。

オペルはジャガー、日産、シトロエン、ローラ、マヒンドラ、ポルシェなど既存メーカー勢に加わり、電動モータースポーツの最高峰で競うことになる。

またポルシェは来季もワークス2チームに加えてカスタマーチームへの供給を継続予定で、メーカー間競争はこれまで以上に激化する見通しだ。

なぜ重要なのか
GEN4時代の開幕は、フォーミュラEにとってシリーズ創設以来最大級の転換点となる。

史上最多21戦への拡大、新たなサーキット開催、新レースフォーマット導入、そしてGEN4マシンの投入によって、フォーミュラEは「都市型EVレース」から「世界規模のトップカテゴリー」へと進化を目指している。

特に東京がシーズン最終戦として設定されたことは、日本市場に対するシリーズの期待の大きさを示すものであり、2027年7月にはGEN4初代王者決定の舞台として世界的な注目を集めることになりそうだ。

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE