小林可夢偉
小林可夢偉が、自身初のフロントローとなる2番グリッドを獲得したF1ベルギーGPの予選を振り返った。

可夢偉、あなたはスパは実力が問われるサーキットだと言っていましたね。グリッドのフロントローを獲得したわけですが、あなたは実力があるということになりますか?
実力差についてはまったくわかりません。ただ自分がこのサーキットが大好きなことはわかっています。

正直、一列目にはちょっと驚いています。僕たちがここで良いパフォーマンスを発揮できているのは驚きではないですが、一列目は想像を越えていましたね。

違った角度から見てみましょう。ここはドライバーズトラック、そしてカレンダーで最後の“リアル”なトラックのひとつとも言われています。今日うまくやれた理由はそれですか?
そうですね、ここを快適に感じていますし、ここでうまくやれる、速いだろう、と自信を持っていました。トラックのレイアイウトが大好きですし、緑に覆われていて、ターマックが非常にスムーズなことなど全てが大好きです。それにスピードも好きですね。本当に特別です。シンガポールの感覚も好きですが、スピード的には違います。

このトラックはドライバー寄りで、戦術的な要素は少ないということですか?
そうかもしれません。本当に“フルスロットル”という言葉が当てはまるトラックです。ここではそれができます。僕がずっと好きなトラックである鈴鹿と似ています。スパが好きなドライバーは、全員鈴鹿も好きだと言えるでしょうね。

アタックラップをしているとき、あのような素晴らしいタイムだとわかりましたか?
実際、タイムがどれくらい良いかはまったく感じていませんでした。チームラジオで教えてもらうまで待たなければなりませんでした!(笑) ドライバーが自分のタイムがどれくらい価値があるものかを見分ける能力を失うくらい全てが常にとても接近しています。クルマの感触が素晴らしくて、良いラップができたことだけはわかっていました。でも、自分がどこかはわからないけど、良いラップができたと思えることもあります。さっきも言いましたが、結果に一番驚いたのは僕かもしれません。

なぜ、このトラックはこのような珍しいグリッドを生み出したのでしょう?
金曜日のプラクティスセッションが短かったからかもしれません。でも、それは全員に当てはまることです。正直、僕たちのクルマがここでとても良かったという以外に説明はできません。セルジオが5番手なのもそれを示しています。自分が素晴らしいラップをしたとは言えません。実際、ターン7で小さなミスをしてしまいましたし、コンマ数秒は短縮できたと思っています。

バトンがポールであなたが2番手。レースはどのような展開になると思いますか?
僕にとってはいつもの10番手スタートとは間違いなく異なるでしょうね!(笑) 僕の前には誰もいないんですよ。スタートでリスクを冒すことがないのは確かです! 明日はタイヤマネジメントが重要になると思いますし、僕たちはかなりうまく管理できることを証明しています。

多くのポイントを獲得できますか?
まぁ、実際に表彰台を目指しています。そうなれば、とても嬉しいですね。

キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンなどを抑えるレースペースがあると思いますか?
そう思っていますし、少なくとも彼らを抑えたいです。照準は表彰台に合わせていますし、やらなければなりません!

優勝について考えていますか?
いいえ、あまり考えていないです。でも、また僕たちが良い仕事ができれば、可能性はあると思います。勝たなければならないというプレッシャーはありません。ベストな結果を残したいですし、どこにいるか見てみましょう。スタートがチャレンジングなのは確かです。でも、素晴らしいチャレンジです!

グリッドを見ると、小規模チームの多くのドライバーが通常の注意人物よりも前にいて、少しダビデ対ゴリアテのように思えます。明日あなたはダビデになって成功しますか?
頑張ります!(笑)

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム