インディジャパン
「ツインリンクもてぎ」を運営するモビリティランドは、同サーキットで毎年開かれている「インディジャパン」を2012年以降は開催しないことを発表した。

ツインリンクもてぎでは、1998年からインディーカーシリーズのライバルであったCARTを開催。2003年からインディカーシリーズとして「インディジャパン」を開催してきた。現在はホンダが全チームにエンジンを供給しており、2010年からは元F1ドライバーの佐藤琢磨がフル参戦している。

モビリティランドの大島裕志社長は「昨今の経済環境の中、インディカー・シリーズを招致し継続して開催することは、当社事業として極めて困難」と中止の理由を説明した。

今年の9月18日に決勝が行われるインディジャパンは、13年の歴史を締めくくる記念イベントとして開催される。

インディジャパンについて

私どもモビリティランドは、このたび、2012 年以降のインディジャパンを開催しないことを決定いたしました。

ツインリンクもてぎでは、1997 年の開業以来、“人、自然、モビリティ”の融合をテーマに、モビリティの魅力を楽しく体験できる総合的な場として、様々な事業を展開して参りました。

その一つの大きな柱として、ファンの皆様との交流やエンターテイメント性の高い新しいモータースポーツ文化の導入を目的に、1998 年からCART、NASCAR、そして 2003 年からはインディカー・シリーズを含むアメリカンモータースポーツの最高峰カテゴリーレースを 13 年にわたり開催し、その普及を積極的に推進して参りました。

しかしながら、昨今の経済環境の中、インディカー・シリーズを招致し継続して開催することは、当社事業として極めて困難であるとの認識から、IRL(インディ・レーシング・リーグ 本拠地インディアナ州)との合意のもと、このたびの決定に至りました。

地域の皆様とともに作り上げてきたこのイベントを継続できないことは、大変残念ではありますが、13 年の間に蓄えたアメリカンモータースポーツのチャレンジ精神やノウハウを、今後のイベントやモータースポーツ普及活動に活かしていきたいと存じます。

これまで、インディジャパンをご観戦いただいた多くのお客様、また開催にあたりご尽力いただいた、地元・メディア・スポンサー・関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

尚、本年9 月のインディジャパンは13 年の歴史を締めくくる記念イベントとして開催いたします。

長年応援いただいたお客様、ご支援いただいた地域の皆様にご満足いただけるよう、全力を注いで参
ります。

今後、ツインリンクもてぎは “森の中のモビリティテーマパーク”という、他にはない魅力に磨きをかけ、更なる一歩を踏み出して参ります。

関係各位には、変わらぬご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

ありがとうございました。

株式会社モビリティランド
取締役社長
大島裕

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カテゴリー: F1 / インディカー