2016 F1 カナダGP 予選
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2016

1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「最終ラップでのリアルなバトルなしでポールを獲得するのは必ずしも望んでいる展開ではないけど、来るものは拒まないよ! もっとタイムを見い出せたと思うけど、もう少しタイムを削れたと思うけど、最初の走行で十分だったことには満足している。ここはいつも僕と相性がいいトラックだという傾向がある。ここはとにかくブレーキングが重要だし、僕は子供の頃からいつもブレーキングを遅らせて走ってきたので、そのスタイルがいつもここに合っていると思うし、特にセクター1に強いのはそれ理由だと思う。ここは走るのに素晴らしいトラックだ。高速だし縁石を飛び越える感じはるF1カートトラックのようだ。ここはF1で初勝利した場所だし、ここに戻ってくるときはいつも特別な気分になる。ファンも素晴らしい。毎年かならず何千人も観に来てくれるし、トラック、そして街自体の雰囲気は素晴らしい。レースに関してはタイトになりそうだね。今日のクルマに昨日ほど強さがなかったので、昨日の状態に戻せるように努力しなければならない。今日のセットアップの変更でちょっとフィーリングを失っていた。望んでいる場所にクルマを置くことができなかったし、それによって限界までプッシュせず、一歩引いてしまう。フェラーリはロングランで強そうなので、いつでも対応できるように構えておかなければならない」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「ポールポジションを逃しはしたけど、明日のレースをフロントローからスタートできるのは良いポジションだ。今日は最初のラップでルイスが少し速かった。2回目の走行でギャップを縮めようとしたけど、ミスをして最初のコーナーでロックアップしてしまった。2回目のラップがノータイムになってチャンスは潰えた。レースではルイスをオーバーテイクできる機会が何度かありそうだ。最近、僕は良いスタートが切れているから、そこはポジティブだ。タイヤ戦略で違ったことを試す価値はあるかもしれない。明日は天候がどうなるかはわからないし、いずにせよ面白いレースになるだろう。とにかく楽しみだ。カナダはいつも特別なレースだし、レースが待ち切れない」

3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「フリー走行3回目の後は、ポールポジションについて考えていたし、それは可能だと思っていた。一日を通してクルマの感触は素晴らしかったし、一晩かけて前進を果たしたと思う。予選の最後のラップにはとても満足してるし、かなりの接戦になることはわかっていた。残念ながら、十分に近づけなかったし、完全にパーフェクトではなかった。ターン10の立ち上がりでちょっとタイムを失ってしまったかもしれない。ちょっと早くパワーをかけすぎて、トラクションが妥協を強いられてしまったかもしれない。それによっておそらくストレートにむけて勢いを失ってしまった。どれくらいかはわからないし、後で調べてみるけど、おそらくコンマ5秒くらいは失ったと思うし、全体的にもっとうまくやれたはずだ。僕たち全員が今日は何か凄いことを達成できるかもしれないと感じていたと思う。ほんの少しのところでそれを逃してしまったので、明日に期待している。まったく問題は発生しなかったし、僕たちが集中してきた過去2レースで抱えていたトラブルも出なかった。本部の人たちは僕たちがトラックにいる時にできる限りアシストしようと本当に良い仕事をしてくれた。今日はクルマの本来のパフォーマンスを見せられたはずだ。ここではどんなことも可能だし、いろいろなことが起きるサーキットだ。明日の天気予報もかなりトリッキーなので、見てみよう。走っていて本当に楽しい場所だし、人々はアウトラップでも手を振ってF1を歓迎してくれる。だから、明日は楽しんで、良い結果を出したい」

4位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「かなり満足している。今週末は安定していた。僕たちはそこをビルドアップして、予選ではより良いリズムを掴めたと思う。いつものように予選は最も重要なセッションだし、確実に全てをまとめられた。最終的には4番手にかなり満足している。僕のペースはポールからコンマ数秒だけだったし、ここでのそれはかなりいい。最終ラップの最終シケインはかなりラッキーだった。ウォールにかなり激しくヒットしたけど、幸いにもラインに戻れたし、あまりタイムを失わなかった。ここはスタートが重要だけど、追い抜きもできる。今の僕たちにはかなり良い直線スピードがあると思うので、僕たちはオーバーテイクできる立場にいる。明日はウェットでなければ、クールだろうし、そのような状況ではみんなのレースになる可能性がある。5〜6つ巴の戦いになればいいね。そうなればかなり楽しいだろう。正しいタイミングで正しいタイヤを履いていることが重要だと思う。スマートであると同時に速いことが重要だし、リスクを冒す価値はある」

5位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日は僕にとってかなり良い予選だった。トップ5はだいたい僕たちが望んでいた位置だ。メルセデスにもう少し近づけることを期待していたけど、それはそれだ。彼らは予選でパワーを大きくしているし、とても強いように思う。明日はもう少し近づけるといいね。Q3の最後の走行はあまり良くなかったし、普通は改善すべきだけど、できなかった。でも、それほど悪くはなかった。僕たちのレースペースは良さそうだし、ポイントを獲得できる位置にいると思うけど、天候がどうなるかは決してわからない。今日の予選は僕にとって熱い瞬間ではなかったし、ここカナダではバリアの近くを走るけど、モナコとは違って修正する時間はまだある。昨日とはコンディションがちょっと違ったし、とてもロックアップやコースオフしやすかったので、ドライビングスタイルを変えなければならなかった。メルセデスを倒すのは難しいだろうし、フェラーリも速そうだけど、明日のレースでは少し雨が降れば助けになるかもしれない。とてもチャレンジングになると思う」

6位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「昨日の夜から僕たちは素晴らしい仕事をしたし、クルマの挙動をかなり改善させたけど、それでも今日は望んでいた位置にクルマを持っていくのが簡単ではなかった。気象状況によって忙しい予選セッションだったし、自分のドライビングにはあまり満足していない。あちこちで問題があったし、ターン10でフロントを入れるのにずっと苦しんでいて、ラップをまとめるのが難しかった。ここまでは簡単な週末ではなかったし、6番手でフィニッシュしたた、やらなければならない仕事はまだあるけど、明日のレースではクルマがもっと良くなると確信している」

7位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日はうまくやれたと思う。曇ったコンディションによってタイヤを機能させるのがよりトリッキーになった。僕にとって一番の問題は、フロントタイヤが十分にグリップするように熱を入れることだった。そこが一番の問題だったど、それがなければクルマのハンドリングは良かった。もちろん、今日はとても僅差だったので、過去数レースよりも良くなっているのは確かだけど、重要なのは明日だし、天候が状況に影響を及ぼすかもしれない。明日が最大限を引き出す必要のある日だ」

8位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「非常に競争的な予選セッションだったし、非常に小さなギャップのために全チームと戦っていた。今日のクルマでは良い仕事ができたと思うし、自分のラップには本当に満足している。バルテリと似たようなクルマがあれば、さらに良い仕事ができていただろう。昨日の事故を考えれば、全体的に自分のラップと予選結果には満足している」

9位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日の自分たちのパフォーマンスには満足している。常にもっと高い位置を望むものだけど、僕たちはチャンスを最大限に生かしたと思うし、9番手は努力の成果だ。明日は僕たちに良いポイントをもたらしてくれるはずだ。マージンはとても小さかったし、ミスなくラップを揃えることが重要だった。0.1秒でもグリッドで4〜5つポジションが犠牲になる可能性があったからね。コンデョションはかなり安定していたし、Q1で雨が降ってもグリップレッベルにはあまり影響はなかった。明日雨が降れば、面白い状況になるのは確かだ。特に激しい雨が降れば、ここは路面がスムーズなのでアクアプレーニングが問題になる可能性があるからね。ドライのままなら、トップ10内の他の全員と同じようにウルトラソフトタイヤでスタートしなければならないし、前進するためにうまく戦略を使っていかなければならないだろう」

10位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日は嬉しいサプライズだった。予選セッションについては、とても満足している。ここは、今日のようにドライとウェットが入り混じったコンディションでは難しいサーキットだし、明日のレースは僕たちにとってさらに厳しい状況となる。ただ、明日は雨が降る可能性があるし、少しそうなった方が僕たちにとっては好都合となるかもしれない。僕たちは過去1年間でマシンの開発のためにすばらしい仕事を成し遂げ、今のポジションは自分たちが期待していた以上かもしれない。そのことに僕はとても満足しているし、チームのみんなに対してお礼を言わなければならない。Q2では、僕たちはフェラーリからわずか0.4秒差だった。これは、マクラーレンおよびホンアのファクトリーのメンバー全員が自分たちの信念を強固なものにし、モチベーションを上げることにつながるはずだ。アタックする準備はできている。僕たちはワールドチャンピオンシップをかけて戦っているわけではないので、失うものはなにもない。明日は最大限のアタックを仕掛ける」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1カナダGP