フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1逆襲へ「夢のシナリオ」

ホンダのパワーユニットに関する問題が新レギュレーション初年度の戦いを鈍らせている一方で、チームは前進も見せており、日本GPではアロンソが今季初の完走扱いとなった。
その2週間前の中国GPでは激しい振動に見舞われてリタイアしており、エイドリアン・ニューウェイはオーストラリアで、こうした症状がアロンソとランス・ストロールの指に恒久的な神経障害をもたらす可能性があると示唆していた。性能不足と信頼性の課題を抱える中でも、アロンソは問題を理解し修正できれば、シーズン後半に状況を大きく変えられると見ている。
マクラーレンの再浮上を理想像に挙げる
アロンソが理想像として引き合いに出したのは、2023年のマクラーレンだ。
その年のマクラーレンは、技術責任者のジェームス・キーが職を離れるなど、マシン開発の出遅れに苦しんでいた。しかし、オーストリアGPとイギリスGPで投入した大規模アップグレードをきっかけに、MCL60は中団の一台から表彰台、さらに勝利を争えるマシンへと変貌した。
そしてマクラーレンはその流れを維持し、2024年のコンストラクターズタイトル、さらに2025年にはドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を獲得した。アロンソは、アストンマーティンにも同じような道筋があり得ると考えている。
アロンソ「楽観的すぎるかもしれないが夢のシナリオだ」
アストンマーティンがいつ頃競争力を持てるようになるかを問われたアロンソは、数か月単位での改善に期待を寄せた。
「たぶん数か月後だと思う」とアロンソは、レーシングニュース365を含むメディアに語った。
「2023年のマクラーレンを見た。最初の数戦では最後尾にいたのに、年末には先頭にいた」
「もしかしたらそれは楽観的すぎるかもしれないが、夢のシナリオだ。シーズンは長いし、問題を理解して修正できれば、今年の後半、あるいは最後の3分の1では、ずっと良いポジションに行けるだけの時間は十分にある。そこを目指して取り組んでいる」

課題は振動とパワー不足 それでも前進はある
アロンソは現状について、依然として複数の根本的な問題を抱えていることを認めた一方で、バーレーンテスト以降に進歩があったとも説明した。
「マシンにもエンジンにも大きなポテンシャルがある。それに、デプロイメントや、いくつかのドライバビリティの問題を理解するという点で、バーレーンテスト以降は進歩している。だから今は、はるかに良い位置にいる」
「振動は解決しなければならないし、パワー不足も解消しなければならない。まだ根本的な部分で後れを取っていることはある。でも、チームがただテレビを見ているわけではない」
「彼らは全力で働いている。だから必要なのは時間だし、辛抱強さだ。ファクトリーがアップグレードを持ち込む間も、今はまだ最も競争力のあるパッケージではないマシンで、毎週末レースをしながら働き続けなければならない」
アストンマーティンにとって、序盤戦は厳しい現実を突きつけるものとなっている。ただ、アロンソの言葉からは、現場が問題点を明確に認識し、改善の方向性も見えてきているという感触がにじむ。マクラーレンのような急回復が現実になるかはまだ分からないが、少なくともチーム内部では、今の苦境をシーズン全体の結論にはしていない。
Source: RacingNews365
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