ジェンソン・バトン
F1イタリアGP初日に15周しか走れなかったジェンソン・バトンは、マクラーレンのモーターホームでデザートを食べ比べしたことがこの日一番の楽しみだったとジョークを交えて笑った。

ジェンソン・バトンとマクラーレンは、パワー依存のサーキットでタフな週末が待っていることを覚悟してモンツァにやってきた。戦略的なエンジン交換を実行することでペナルティーを受けることは決まっていた。

午前中に12周したジェンソン・バトンは、午後のFP2ではたった3周しか走れなかった。トラックに出てすぐに“異常”が発生したとしてガレージへ戻ることを命じられたジェンソン・バトンのマシンは、その後セッションが終わるまで姿を見せることはなかった。

F1ベルギーGPのタイヤトラブルを受けて、ピレリが指定した新しいタイヤ内圧を試すチャンスはあったかとの質問を受けたジェンソン・バトンは「いいや。でも、モーターホームのデザートなら食べ比べたよ。優勝は間違いなくチョコレートブラウニーだ」とはずらかした。

FP2のトラブルは冷却水漏れだったといい、チームメイトのフェルナンド・アロンソが集めたデータが頼りだとジェンソン・バトンは認めた。

「液漏れだ。クーラントが漏れた。クルマが泣いてたよ」とジェンソン・バトンはコメント。

「努力はしたけど時間内に交換が終わらなかった。もう一台の方から学んで、できることをやろうと思う」

「それが今日のトラブルだ。時間内に直せなかったので出られなかった。あまり良い1日ではなかった。午後は1周しかタイムを出せなかったし、午前中も数周しかできなかった。準備はあまりできていないけど、まあ、元気を出そう。厳しい週末になるのはわかっていた。自分たちでさらに状況を難しくしてしまったけどね」

シーズンのこの段階に至ってもトラブルが続くことに苛立ちは感じないかと1人のジャーナリストに質問されたジェンソン・バトンは「そんなことない。僕は本当に満足してる・・・もちろん、当然、誰だってがっかりはするけどね」

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム