ウィリアムズ サージェントに代えてコラピントをF1イタリアGPから起用
ウィリアムズ・レーシングは、アカデミードライバーでF2レーサーのフランコ・コラピントが、F1イタリアGPでローガン・サージェントに代わり、今シーズンの残りをアレックス・アルボンのチームメイトととして戦うことを発表した。

フランコ・コラピントは2023年初頭にウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加わり、今年のF1イギリスGPでウィリアズでFP1デビューを果たし、FW46を初めて経験した。

ジュニア・シングルシーター・シーンのさまざまなカテゴリーでレース優勝経験を持つ21歳のコラピントは、F2の下部組織選手権で2シーズン目を迎え、優勝1回、2位2回で2024年のランキング6位につけている。

フランコ・コラピントは、ガストン・マッツァカーネが2001年にプロストチームで最後に走って以来、23年ぶりにF1に参戦するアルゼンチン人ドライバーとなる。また、ウィリアムズで走るアルゼンチン人ドライバーは、同郷のカルロス・ロイテマン以来2人目となる。

フランコ・コラピント ウィリアムズ・レーシングフランコ・コラピントは今シーズン、シルバーストーンでウィリアムズ・レーシングの一員としてF1週末デビューを果たした。

ウィリアムズはプレスリリースで「ローガン・サージェントの過去2シーズンにおける努力と貢献に感謝する」と述べ、さらに「彼は今後もウィリアムズの一員であり、我々は彼のレースキャリア継続をサポートしていく」と付け加えた。

これは、特に困難なシーズンを過ごしたローガン・サージェントにとって朗報となった。彼は先週末のオランダGPで改良版ウィリアムズをクラッシュさせてしまったが、数週間前に来季からカルロス・サインツJr.に交代することが発表されていた。

「ウィリアムズでF1デビューできることは光栄だ。まさに夢が実現したようなものだ」とコラピントはニュースについて語った。「チームには素晴らしい歴史があり、トップに返り咲くという使命がある。僕もその一員になるのが待ちきれない」

「シーズン途中でのF1参戦は、大きな学習曲線となるだろうが、僕はその挑戦に意欲的であり、アレックスやチームとともに全力で取り組み、成功を収めることに全力を傾けている」

ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表のジェームス・ボウルズは「シーズン中にドライバーを交代させることは、決して軽い決断ではないが、ウィリアムズがシーズン残りをポイント獲得を争う上で最高のチャンスを得られると信じている」と語った。

「我々はマシンに大規模なアップグレードを施したばかりであり、非常に厳しいミッドフィールドの戦いにおいて、ポイント獲得のチャンスを最大限に生かす必要がある」

「また、ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの若いドライバーたちへの投資も重要だと考えており、フランコにはシーズン最後の9戦で実力を示す素晴らしい機会が訪れている」

「これは、ウィリアムズで全力を尽くしてきたローガンにとって間違いなく非常に厳しい状況であり、彼の努力と前向きな姿勢に感謝したい。ローガンは依然として才能あるドライバーであり、我々は今後も彼のレースキャリアをサポートしていく」

「フランコには素晴らしいスピードと大きなポテンシャルがあることは分かっている。彼がF1でどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみにしている」

フランコ・コラピントは、カーナンバー43を使用する。




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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1イタリアGP / ローガン・サージェント / フランコ・コラピント