角田裕毅 F1シンガポールGP初日「信頼感を高める走行が必要」
角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1シンガポールGP初日の金曜フリー走行をトップ10圏内でスタートした。

FP1では1分31秒860で9番手につけ、FP2でも1分31秒708で11番手と安定した走りを見せた。初日は赤旗中断が相次ぎ、特にFP2ではリズムをつかむのが難しい状況となったが、角田裕毅は「信頼感を高める走行が必要」と語り、セッション後に冷静に振り返った。

「今日は全員にとって中断の多い一日で、特にFP2では赤旗が何度か出てしまって、シンガポールのような自信が大事なサーキットではあまり良くなかったです」と角田裕毅はコメント。

「ドライバーが自信を持てるようにする時間が必要ですし、バランスをもう少し適切な範囲に持っていく必要があります。新品タイヤを1周目でしっかり機能させるのはかなり難しいので、今夜はそこを重点的に分析するつもりです」

角田裕毅 レッドブル・レーシング F1 シンガポールGP

FP2ではソフトタイヤでのアタックを十分に行えず、ミディアムに戻して走行を重ねる展開となった。さらにロングランデータをほとんど収集できなかったことが課題に残ったと角田裕毅は説明する。

「ロングランのデータが全然取れていないので、日曜に向けてどうなるのか、現時点では1ストップになるのか2ストップになるのか、どのコンパウンドが有効なのかもはっきり言えません。そのために、明日のFP3のプログラムを少し変更して、日曜に備えて必要な情報をできるだけ集めたいと思います」

予選に向けてはソフトタイヤの使い方とセットアップの微調整が焦点となる。角田裕毅は落ち着いたトーンで課題を明確にしつつも、改善の余地を残した初日の走行に手応えを示した。

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