角田裕毅 F1オランダGP決勝9位「久しぶりのポイント獲得は自信に繋がる」
角田裕毅(レッドブル)は、F1オランダGP決勝を9位で終え、5月のイモラ以来となるポイント獲得を果たした。中盤以降に発生したトラブルにも耐え抜き、久々の入賞で復調の兆しを見せた。

角田裕毅は中団グループで粘り強いレースを展開。終盤にはマシンにスロットルの不具合が発生し、一時はパワーを失う厳しい局面もあったが、集中力を切らさず最後まで走り切った。最終的にピエール・ガスリーとの接戦を制し、貴重な2ポイントを獲得した。

「すごくクレイジーなレースでした」と角田裕毅はコメント。

「最後のスティントでは大きなパワーを失うトラブルがあって、とても難しい状況でした。セーフティカーのタイミングも僕にとっては最悪で、展開的にはとても厳しかったです。それでも集中を切らさずに対応して、なんとかポイント圏内に入ることができました」

「最終的にP9で終えることができて本当に嬉しいです。久しぶりにポイントを取れたことで自信につながりますし、ここ数戦でチームがパフォーマンス向上のために多くのサポートをしてくれたおかげです」

「これは正しい方向への一歩だと思います。もちろん、アイザック(ハジャー)とレーシングブルズの初表彰台も祝福したいです。彼らにとって特別な瞬間だと知っていますからね」

角田裕毅 F1 オランダGP

レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは「今日は非常に困難なレースの中で、角田は素晴らしい仕事をした」とメキコメント。

「最初のセーフティカーのタイミングは彼にとって決して有利ではなく、戦略的にはより上位を狙える可能性を奪われてしまった。しかし彼は冷静さを失わず、トラブルを抱えながらも最後までプッシュし続け、重要なポイントを持ち帰った。これは彼の成長を物語っている」

さらにメキースは、角田裕毅の取り組みについても言及した。

「角田はここ数戦、着実に進歩を見せている。予選での安定感、レースでの判断力、マシンの限界を引き出す力が確実に向上しているんだ。今回の入賞はその努力の成果であり、我々が進めている開発と歩調を合わせて、今後さらに上を目指せるはずだ。彼は謙虚に学び続けているし、その姿勢が結果につながっている」

「今日はレッドブルにとっても特別な一日だった。マックスが表彰台に上がり、レーシングブルズのアイザックが初の3位を獲得した。そして角田が再びポイントを取り戻したことで、グループ全体の前進を示す結果になったと思う。この勢いを後半戦につなげたい」

久々の入賞で自信を取り戻した角田裕毅が、後半戦でさらに力強い走りを見せられるか注目される。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1オランダGP