ジャン・アレジ「フェラーリF1の将来が心配」 カタールGP惨敗に苦言

今季のフェラーリの失速と、加入初年度から苦戦が続くハミルトンの状況は、2026年レギュレーション刷新を前に疑問の声をさらに大きくしている。
アレジ「こんなグランプリは記憶にない」
アレジは『Corriere della Sera』に対し、フェラーリの不振に強い失望を隠さなかった。
「我々は、僕の記憶の中でも最悪のグランプリをカタールで戦った」
「僕は未来を心配している。来年に向けて開発を止めていたという説明は弱い言い訳に聞こえる。フェラーリの姿勢は、失敗を正当化しようとする恥ずべき試みに思える」
ハミルトン「これはワーストのグランプリのひとつ」
ハミルトンは2025年の自らの苦戦について率直に語る一方、レースそのものにも強く疑問を呈した。
「これは間違いなくワーストのグランプリのひとつだ。全員が同じタイミングでピットストップする。柔軟性がまったくないし、そのうえオーバーテイクもできない」
ハミルトンは、1セットのタイヤで最大25周という強制スティント制限がレースを「決められた展開」にしてしまったと指摘し、追い抜きの少なさもレースを単調にしたと語った。
「去年もオーバーテイクはなかった。僕は『DRSゾーンを延長したら?』と聞いたが、彼らは『考えていなかった』と言った」
「僕は、『じゃあ何をしているんだ?』と思ったよ」
「26秒のロングピットレーン」も問題視
さらにハミルトンは、カタールのピットレーン構造そのものにも苦言を呈した。
「ここのピットストップは26秒かかる。速度制限がとても早い位置から始まるからだ。解決策を考える必要がある。書いてほしいのだが、観客にとってもほとんど愉快なレースではなかった」
カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ
