角田裕毅 F1イギリスGP初日「改善できるポイントがいくつか見えてきた」

FP1では17歳のアービッド・リンドブラッドが角田裕毅のマシンでF1デビューを果たしており、角田にとってはFP2セッションがシルバーストンでの初走行となったが、トップから1.164秒差、チームメイトのマックス・フェルスタッペンからは0.666秒遅れのタイムだった。
走行を終えた角田裕毅は、「マシンの感触は悪くないですし、明日に向けてまだやるべきことはたくさんありますが、シルバーストンを走るのはやっぱり楽しいですね」とコメント。
「先週末はマシンの感触がすごく良くて、レースまでは今年の中で一番だったと思います。今回はそこに近づけるために細かい調整をしている段階ですね」
「2台のマシンの間にはいくつか違いがあるので、その比較も進めています。今週末全体を通して、どうやって最適な方向に持っていけるかが大事になってくると思います」

また、週末の天候については「明日は気温が下がりそうなので、僕たちにとってプラスになるかもしれません。もちろん簡単なコンディションではないですが、少なくとも天気が極端に変わることはなさそうなので、そこは助かります」とコメント。
「FP2だけの走行でも、自分のドライビングやセットアップで改善できるポイントがいくつか見えてきたので、あとはそれをどう最適化していくかですね」
初日を終えてまだ課題は多いものの、明日の予選に向けて前向きな姿勢を見せた角田裕毅。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが導入した新型フロアとの比較や、空力的な違いも含めて分析が進む中で、Q3進出を狙うには一晩での大幅なステップアップが必要となる。
FP1で走行したリンドブラッドが堂々たる走りを見せた一方で、フルタイムドライバーとしての角田裕毅の意地と進化が、明日のシルバーストンに問われる。
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