角田裕毅 2025年限りでレッドブルF1のシート喪失が濃厚 英BBC記者が見解
角田裕毅は2025年シーズン終了後にレッドブルF1のシートを失う可能性が高いと、英BBCのF1専門記者アンドリュー・ベンソンが報じた。

ベンソンは「角田はパフォーマンスに大きな改善が見られなければ、レッドブルから放出されるのは確実に見える」と記し、その後任としてアイザック・ハジャーの昇格を予想している。

角田裕毅は2025年シーズンの開幕2戦で不振だったリアム・ローソンに代わって昇格したが、マックス・フェルスタッペンに対して大きく後れを取る状況が続いており、チームにとっては「やや改善された」程度にとどまっている。

レーシングブルズで鮮烈なF1デビューを果たしたハジャーについて、ベンソンは「2026年の交代は避けられない」と見ている。

「最も注目すべきはレッドブルの2チームだ。角田裕毅は、パフォーマンスを大きく向上させない限り、レッドブルから放出されるのは確実に見える」とベンソンは述べている。

「期待されているのは、アイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとして昇格することであり、それはハジャーがレーシングブルズで印象的なスタートを切ったことに起因している。ただし、フェルスタッペンがチームにとどまることが前提だ」

また、F2で現在ランキング3位につけるアービッド・リンドブラッドも、2026年にレーシングブルズへ昇格する有力候補とされている。

「今年F2に初参戦した英国人アービッド・リンドブラッドは、レーシングブルズへの昇格の可能性が高い」

「リアム・ローソンがそのシートを維持できるかどうかは依然として不透明だ」

角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

アルピーヌの注目株とペレスの噂
F1グリッドの大半のチームは来季のラインアップを固めつつある中で、アルピーヌのセカンドシートはまだ空白のままだ。

ベンソンは「メルセデスとアルピーヌを除けば、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、アストンマーティン、ハース、ザウバー(アウディ)はいずれも来季のドライバーが決まっている」と説明する。

メルセデスはふたつの空席を持つように見えるが、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの継続起用が有力視されている。ただし、仮にマックス・フェルスタッペンが市場に出た場合、情勢は一変する可能性があるという。

「アルピーヌではピエール・ガスリーが契約下にあるが、もうひとつのシートは完全に空いている」

「その座を誰が獲得するかは予測不能だ。ルノー会長ルカ・デ・メオの離脱により、同チームのブランディング変更とフラビオ・ブリアトーレの実質的なチーム代表就任といった体制の混乱が続いており、すべてが不透明な状況だ」

フランコ・コラピントのパフォーマンスはアルピーヌを納得させられておらず、一方でセルジオ・ペレスがこの空席にリンクされているという。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング