角田裕毅 F1カナダGP最後尾スタート ホーナー「受け止めて前を向くだけ」
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2025年F1カナダGP予選で11番手タイムを記録した角田裕毅の走りを称賛しつつも、FP3での赤旗中の追い越し行為によって10グリッド降格のペナルティが科されたことを受け、「受け止めて、前を向くしかない」とコメントした。

角田は予選Q2まで順調に進出し、トップ10目前となる11番手に食い込む力強い走りを見せた。しかし、FP3中の赤旗提示時にピアストリ(マクラーレン)を追い越した行為が審議対象となり、最終的にFIAから10グリッド降格の裁定を受けることになった。

ホーナーは予選後、角田裕毅のパフォーマンスについて次のように語っている。

「角田も良いパフォーマンスを見せていたが、残念ながらP3でのインシデントによりペナルティを受け、明日はグリッド降格となる。ただ、全体的にはポジティブな内容だったと思う。彼はP3の多くをホイールの問題で失い、その影響で走行時間が限られてしまったが、予選では非常に良いドライビングをしていた。Q3進出はわずかに逃したものの、11番手という結果だった」

また、問題となった赤旗中の場面については、「あれは難しい状況だった。オスカーはマシンに大きなダメージを抱えながらピットに戻っていたため、停車する可能性もあるように見えた」と述べ、判断が難しかったことを示唆した。

「まあ、そういうこともある。今回は受け止めて、明日のレースで挽回していくしかない」

角田裕毅はこの裁定により、決勝を最後尾の20番手からスタートすることになる。厳しい展開が予想されるが、今季ここまでの堅実な走りを武器に、順位を巻き返せるかに注目が集まる。

角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル・レーシング

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