角田裕毅 レッドブルF1で成績不振に「このままではどうなるか分かっている」

今季開幕2戦をレーシングブルズで戦ったのち、リアム・ローソンの代役として昇格した角田裕毅は、RB21とマックス・フェルスタッペンの隣での生活に適応するのに苦しんでいる。
予選では早期敗退を繰り返し、決勝でもトップ10フィニッシュを果たすのが難しい状況が続いている。
ミルトンキーンズを拠点とするチームに加入して以降、角田裕毅は7戦でわずか7ポイントを獲得しており、そのうち3ポイントはマイアミのスプリントレースによるものだった。
レッドブルでの最悪の瞬間は、イモラでの衝撃的なバレルロール(横転)事故であり、このクラッシュは近年でも最大級の修復作業をチームに強いた。
角田裕毅の苦戦は、レッドブルがコンストラクターズタイトル争いから事実上脱落する主因のひとつとなっており、バルセロナではマックス・フェルスタッペンも限界を超える場面があった。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅のシートが今季末までは安泰だと明言しているが、角田裕毅自身はこれ以上の不振が許されないことを自覚している。
「自分が本当に結果を出せなければ、どうなるかは分かっている」と角田裕毅は、RacingNews365を含む限られたメディアに語った。
「自分でも分かっているんです。今の自分がいる場所は、本来いるべき場所じゃないと。でも…まあ、様子を見ましょう。自分には、強くなって戻れる自信はあります」
「あなたたちは“レッドブルの2番手シート”の話ばかりするけど、それはそれとして。これまで数年間、そして今シーズン序盤のレースでも証明してきたことがあるし、まあ、いろんなことが起きてるんです」
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