角田裕毅 レッドブルF1代表が起用継続を示唆「判断を急ぐつもりはない」

25歳の角田裕毅は、シーズン開幕2戦終了後にリザーブドライバーのリアム・ローソンと交代する形で姉妹チームのレーシングブルズから昇格し、レッドブルF1のシートに就いている。ローソンは開幕から苦戦が続き、成績不振を理由に降格となった。
角田裕毅はこれまでレッドブルF1での7戦中3戦でポイントを獲得しているが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに比べてペース面で劣っており、モナコとスペインでは予選Q3進出を逃すなど、特に厳しい週末となった。
その結果、現在のドライバーズランキングでは10ポイントを獲得して15位につけているが、チームが獲得した144ポイント中134ポイントはフェルスタッペンによるものであり、チームの得点の大半をフェルスタッペンが占めている状況だ。
バルセロナで角田裕毅がRB21に自信を持てるよう、チームがどのような支援をしているかを問われたホーナーは次のように答えた。
「我々ができるのは、彼に時間とサポートを与え、彼が自信を持てるセットアップを見つけていくことだけだと思う」
「これらのマシンをドライブするには自信が不可欠で、彼に必要なのはその自信だ。彼ならきっと掴めると思う」
「彼には速さがある。ただ、すべてをひとつにまとめる必要があるんだ。ときどき輝きを見せることはある。あとはそれを通して発揮してもらえればいい。彼にはそれができると思っている」

ここ数年、レッドブルF1のセカンドシートにはピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレスら複数のドライバーが起用されてきたが、ホーナーには今後の人選についても質問が及んだ。中でも、ルーキーイヤーを好調にスタートさせたレーシングブルズのアイザック・ハジャーが将来の候補として浮上しているのではないかという指摘もあった。
しかしホーナーは、決断を急ぐつもりはないと明言し、こう答えた。
「フラビオ(・ブリアトーレ)のやり方を少し真似して、“その質問には答えたくない”と言っておこうかな」
「まだ角田にとっては始まったばかりだ。彼はいくつかのレースでQ3にも進出しているし、ポイントも獲得している。ピットレーンスタートからポイントを取ったこともある。もちろんいくつかのインシデントもあったが、これからだ。判断を下すにはまだまだ時間がある。焦る必要はない」
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