角田裕毅 F1スペインGP予選最下位にファン失望「もう限界かもしれない」
2025年F1第9戦スペインGPの予選で、レッドブル・レーシングの角田裕毅が20番手となりQ1敗退。トップチーム所属ながら最下位という衝撃的な結果に、国内外のファンからは失望と怒り、そして擁護と同情が入り混じる反応が広がっている。

予選直後、日本のソーシャルメディアでは「これは流石に擁護できない」「クリーンラップだったのに最下位は言い訳できない」など、角田裕毅の走りに対する厳しい声が多く見られた。

日本では「擁護できない」厳しい声が多数
レッドブル昇格後、複数回目となるQ1敗退ではあったが、今回は全体の最下位という結果だったことで、「結果が全て」「トップチームでこれは酷い」といった落胆の投稿が相次いだ。
一方で「これだけ何ともならない状況は、測り知れないプレッシャーがあるはず」「トップチームに乗っただけでもすごい」と、重圧に理解を示すファンも一定数存在した。特にレース前までのSNSでは「日本の誇り」「応援してます」といったコメントが500件以上寄せられていたことからも、期待の大きさがうかがえる。

海外では「終わった」「ローソンの方が上」との声も
英語圏のファンからはさらに厳しい反応が寄せられた。「Tsunoda is cooked for real.(角田はもう終わりだ)」といった表現や、「P20 in a Red Bull? They made the wrong call on Lawson.(レッドブルで20番手?ローソンを外した判断は間違い)」という投稿が多く見られた。「ローソンの方が上だった」とのコメントも広まり、実際にローソンは姉妹チームのレーシングブルズで13番手と健闘しており、角田との差が再び議論を呼んでいる。

また、「ペレスですらここまでひどくはなかった」「去年のペレスはまだQ2には行けていた」と、2024年までレッドブルに在籍していたセルジオ・ペレスと比較する声も散見された。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが3番手に入ったこともあり、「同じマシンでこの差は言い訳できない」との指摘が多く、チーム内での立場への懸念も浮上している。

角田裕毅 レッドブル F1

冷静な分析も一部にあるが…「シート喪失は時間の問題」との声も
一部のファンからは「予選最下位は許されないが、マシン側に原因がある可能性もある」「旧型パーツを使っているのでは」など、車両差に言及する冷静な分析も見られた。ローソンやハジャーといった若手のパフォーマンスと比較し、「角田のマシンに何らかの不利があるのでは」との見方もある。

しかし全体としては、「このままではシート喪失は時間の問題」「中盤戦までに結果が出なければ交代もある」と、角田の立場を不安視する声が多数派を占めている。予選後、本人は「原因が正直わからない」とコメントしており、状況を打開するにはマシンの見直しとともに、早急なパフォーマンスの改善が求められる。

ただし、総じて海外の反応は結果そのものへの評価がシビアであり、「予選最下位=失格に等しい」という捉え方が強いようだ。角田選手自身が抱える苦戦について同情的なコメントは日本国内ほど多くはなく、「トップマシンでの最低の結果」に注目した意見が目立った。一部には「彼にとって不運な状況だ」「時間を与えるべきだ」という擁護も見られるが、そうした声は大勢の批判的反応に埋もれがちである。

時間が経過すると前向きな声も
レース直後は日本・海外ともに厳しい反応が目立ったが、時間が経過すると徐々に冷静な分析や前向きな投稿も増加。「シーズンはまだ続く」「次戦こそ結果を出してほしい」といった期待の声もSNS上に戻りつつある。

F1トップチームで日本人として戦う角田裕毅。重圧と期待の中、次戦での巻き返しに向けた戦いが始まっている。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1スペインGP