角田裕毅 F1日本GP「複雑な気持ち。自分ができる最大限のことをした」
角田裕毅は、2025年F1 日本GPの決勝レースを12位でフィニッシュした。

レッドブルとのデビュー戦となった角田裕毅は、14番グリッドからレースをスタート。オープニングラップでリアム・ローソン(レーシングブルズ)を抜くと、ピットストップではピエール・ガスリー(アルピーヌ)を交わして12番手に浮上。しかし、抜きにくい鈴鹿サーキットでそれ以上順位を上げることはできなかった。

角田裕毅のレッドブルF1移籍効果もあって、3日間で鈴鹿サーキットには26万人を超えるファンが来場。ホンダへの感謝を示すホワイトのスペシャルカラーが施されたレッドブル・RB21を走らせる姿は観客に夢を与えた。

「今日はポイント圏内でフィニッシュしたかったので、厳しい結果となりました」と角田裕毅はコメント。

「レースから学んだことに関しては満足していますが、結果に関しては満足していません。ですから、複雑な気持ちです」

「観客の皆さんの応援を強く感じており、ラップを重ねるごとにそのフィーリングは強くなりました。皆さんに何かお返しをしたかったです」

「少なくとも、レースでは自分ができる最大限のことをしたと思っています。53周というレースで、マシンについて多くを学ぶことができました。今、自分が取り組むべき課題が何であるか分かっています。トラフィックに一日中引っかかってしまい、このマシンのレースペースを完全に把握することはできませんでしたが、53周のラップを重ねるごとに、マシンに対する自信を深めることができました。その自信のレベルは、週末の初めと今とではまったく異なっています」

「ポジティブな気持ちではありますが、ホームグランプリであり、年に一度のレースであるだけに、やはり残念な気持ちもあります。バーレーンまでにリセットする必要があります。マシンや自信の面で、今のフィーリングと比較すれば、バーレーンでは当然良くなっているでしょう。マシンについてもっと理解できるようになるでしょうし、次のレースが楽しみです。ただ、予選ではもっとうまくやらなければなりません」

「マックスにはおめでとうと言いたいです。レッドブルとのコラボレーションの最終年となる今年、ホームグランプリでホンダエンジンが優勝したことは素晴らしいことです」

「そして最後に、日本のファンの皆さんにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。トラックにはこれまで以上に多くのファンが来ていたように感じましたし、彼らを代表していることをとても光栄に思います。オラクル・レッドブル・レーシングのドライバーとして、ホンダエンジンを搭載したマシンを走らせることができて、とても幸せです」

角田裕毅 日本GP F1

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1日本GP