角田裕毅 レッドブルF1移籍のホーナーからのオファーに「参戦しますと即答」

角田裕毅は4月2日(水)にお台場で開催された『Red Bull Showrun x Powered by Honda』でレッドブルのF1マシンでデモランを行った後、『F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025』に出演し、レッドブルのF1ドライバーとしてファンの前に凱旋した。
会見の冒頭、「オラクル・レッドブル・レーシングからホームレースの第3戦目、日本GPから参戦致します。角田裕毅です。よろしくお願いします」と自己紹介を行った角田裕毅。
レッドブル・レーシングの移籍については、中国GPの後にチーム代表のクリスチャン・ホーナーから電話があったと明かした。
「最初にチーム代表のクリスチャン・ホーナーさんから電話がかかってきました」と角田裕毅はコメント。
「中国GPの後、彼からその可能性(レッドブル昇格)があるということで。レーシングブルズのシミュレータで準備していて欲しいということを聞きました」
「当初シミュレータはは1日の予定でしたが、イギリスにいる期間を伸ばしました。その間に、ホーナーさんから面と向かってレッドブル・レーシングで走ることになると聞きました」
「僕的には考えることもなかったというか、それまでには少しどうかなと考えた部分もありましたが、トップチームからのオファーはなかなかないし、こういった機会が人生で巡ってくることはなかなかないと思ったので『参戦します』と即答させていただきました」

以前のイベントでも話したことだが、角田裕毅はすでにシミュレーターでレッドブル・RB21をドライブしている。さまざまなセットアップを試したが、まだ自身の好みに合うマシンかどうかはわからないと語った。
「RB21をシミュレーターで走った時は、もちろんドライバーがよく言う難しさを少し感じた部分もありますが、シミュレーター上では難しいクルマというより、セットアップの方向性が全然違うなと感じました。レーシングブルズのクルマと挙動が少し違いますし、僕が今まで考えて使っていたセットアップを少し変えなくければいけない部分もありました」
「シミュレーターで2日間たくさんのセットアップを試して、ある程度自分に合うセットアップも導き出せたので、あとは実際鈴鹿に行って試すだけです。でも、今のところシミュレーターで苦労したというのはなかったですね」
レッドブル・レーシングというトップチームへの移籍で、日本人初の優勝が期待される。
これについて角田裕毅は「別に、あまり考えたことはないです」と語った。
「まだこのクルマでパフォーマンスが発揮できると確証があるわけではないですし。ただトップチームなので、それを最大限出せた時にチャンスが巡ってくると思います」
「まずはFP1の限られた時間でどれだけクルマを理解して、パフォーマンスを発揮させられるかが重要です。もちろん日本GPに向けて予選Q3は、トップ10は目指していきたいです。それ以上の表彰台を目指すことについてはあまり頭にはないですが、もちろんそうなったら嬉しいです」
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