角田裕毅の「時代は終わった」とレッドブルF1昇格で強気のリアム・ローソン
リアム・ローソンは、レッドブルが2024年のチームメイトである角田裕毅を今年レッドブル・レーシングに昇格させる代わりに自分を昇格させたのは間違いだったという主張を否定した。

昨シーズン終了時にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブル・レーシングに採用されたローソンは、レッドブルで2度目の週末を迎えている。また、昨シーズン終了時にローソンのチームメイトだった角田裕毅もシート獲得を目指していた。

すでに4年間F1で過ごしている角田裕毅は、今シーズンが始まる前に11回のグランプリにしか出場していないローソンよりもはるかに経験豊富だ。

リアム・ローソンはレッドブルでのスタートは困難を極め、メルボルンでは予選Q1を突破できず、雨の中スリックタイヤで走り続けたためにレースではクラッシュしてしまった。今週末の上海でのスプリント予選では最下位となり、スプリントでは角田裕毅が6位入賞を果たしたのに対し、14位とレッドブルドライバーのなかで最下位で終えた。

角田裕毅とリアム・ローソンはF1参戦前から何度も対戦しているが、ローソンはレッドブルには自分がふさわしいと主張し、角田が選ばれなかったことには同情しないと述べた。

「僕たちのキャリアを振り返ってみると、僕はF3で彼とチームメイトだったし、彼に勝ったんだ」と彼はTelegraphに語った。

「ユーロフォーミュラでも、ニュージーランドでも、僕は彼とチームメイトだったし、そこで彼に勝った。そして昨シーズンのF1では、正直に言って、初期の頃に彼が僕の代わりに昇格した回数をすべて見れば、ノーだ。彼の時代を終わった。今度は僕の時代だ」

角田裕毅とローソンはジュニア時代に何度もチームメイトとして一緒に走った。 2019年のユーロフォーミュラ・オープンでは、両者がモトパークから参戦した際、ローソンが角田を上回る成績を収めた。 その年、彼らは異なるチームに所属していたが、FIA F3シリーズでは順位が逆転した。

翌年、ニュージーランド・トヨタ・レーシング・シリーズでふたりは再び対戦した。ローソンは前年に獲得したタイトルを奪還することはできなかったが、同シリーズにデビューした角田裕毅は4位でフィニッシュした。

マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、レッドブルがローソンを昇格させ、角田裕毅を昇格させなかったことを疑問視する人物のひとりだ。ローソンは、彼の意見など「どうでもいい」と述べた。「僕が彼の国歌について話したから、彼はまだ傷ついているんだと思う」と語った。

しかし、ローソンは先週のメルボルンでのフェルスタッペンのパフォーマンスに感銘を受けたことを認めた。「彼がスピードに乗って、すぐに本気を出していく様子は、わかるだろう?」と彼は語った。「遅れがないし、ウォームアップもない」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / リアム・ローソン