角田裕毅の「時代は終わった」とレッドブルF1昇格で強気のリアム・ローソン

昨シーズン終了時にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブル・レーシングに採用されたローソンは、レッドブルで2度目の週末を迎えている。また、昨シーズン終了時にローソンのチームメイトだった角田裕毅もシート獲得を目指していた。
すでに4年間F1で過ごしている角田裕毅は、今シーズンが始まる前に11回のグランプリにしか出場していないローソンよりもはるかに経験豊富だ。
リアム・ローソンはレッドブルでのスタートは困難を極め、メルボルンでは予選Q1を突破できず、雨の中スリックタイヤで走り続けたためにレースではクラッシュしてしまった。今週末の上海でのスプリント予選では最下位となり、スプリントでは角田裕毅が6位入賞を果たしたのに対し、14位とレッドブルドライバーのなかで最下位で終えた。
角田裕毅とリアム・ローソンはF1参戦前から何度も対戦しているが、ローソンはレッドブルには自分がふさわしいと主張し、角田が選ばれなかったことには同情しないと述べた。
「僕たちのキャリアを振り返ってみると、僕はF3で彼とチームメイトだったし、彼に勝ったんだ」と彼はTelegraphに語った。
「ユーロフォーミュラでも、ニュージーランドでも、僕は彼とチームメイトだったし、そこで彼に勝った。そして昨シーズンのF1では、正直に言って、初期の頃に彼が僕の代わりに昇格した回数をすべて見れば、ノーだ。彼の時代を終わった。今度は僕の時代だ」
角田裕毅とローソンはジュニア時代に何度もチームメイトとして一緒に走った。 2019年のユーロフォーミュラ・オープンでは、両者がモトパークから参戦した際、ローソンが角田を上回る成績を収めた。 その年、彼らは異なるチームに所属していたが、FIA F3シリーズでは順位が逆転した。
翌年、ニュージーランド・トヨタ・レーシング・シリーズでふたりは再び対戦した。ローソンは前年に獲得したタイトルを奪還することはできなかったが、同シリーズにデビューした角田裕毅は4位でフィニッシュした。
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、レッドブルがローソンを昇格させ、角田裕毅を昇格させなかったことを疑問視する人物のひとりだ。ローソンは、彼の意見など「どうでもいい」と述べた。「僕が彼の国歌について話したから、彼はまだ傷ついているんだと思う」と語った。
しかし、ローソンは先週のメルボルンでのフェルスタッペンのパフォーマンスに感銘を受けたことを認めた。「彼がスピードに乗って、すぐに本気を出していく様子は、わかるだろう?」と彼は語った。「遅れがないし、ウォームアップもない」
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