角田裕毅 「ハースF1チームとの2ポイント差は実際には僅差ではない」
角田裕毅は、メキシコGPの記者会見で2023年F1世界選手権の残りのレースへの見通しについて語った。

前戦オースティンで、角田裕毅は10位でチェッカーを受けて、ファイナルラップで日本人ドライバーとしては3人目となるファステストラップを記録。上位2名が失格となったことで8位に昇格し、それまでのチームの合計ポイントと同数の5ポイントを獲得した。

「僕たちにとっては良い瞬間でした」と角田裕毅は振り返る。

「正直に言うと、もちろん前を走る車のおかげで少し幸運に恵まれたところもありました。でも、我々にとって大きなポイントです。特に残り4レースしか残っていないので、前のマシンとの差を確実に縮めることができたの本当に良かったです」

「最後のファステストラップは...最後の新しいソフトのタイヤはとても楽しかったです。レースではほとんどの場合、タイヤを管理することになりますが、これでフラットアウトできるようになりました。素晴らしい瞬間でしたし、今のところ良いモチベーションが得られたと思います。あそこからさらにモチベーションが上がった。残りのレースに向けて準備はできていると思います」

オースティントでは、負傷にとって欠場していたダニエル・リカルドがチームメイトとして復帰。

スプリントの週末に彼の経験を活かすという点でどのように役立ったかと質問された角田裕毅は「とても役に立ったと思います」とコメント。

「でも同時に、僕たちはレースを最大化するために戦略を広げました。アメリカではポイントを獲得するのが難しいことはわかっていました。スプリント予選では、実際にはレースペースはかなりいいことがわかりました。でもアレックス(アルボン)やニコ(ヒュルケンベルグ)が言うように、すべては実行力です。土曜日はそれを最大限に発揮できなかったので、今後に向けて改善しなければならないのはそこだけです」

角田裕毅の活躍により、ハースF1チームとはわずか2ポイント差、アルファロメオとは6ポイント差となった。

残り4レースの目標について角田裕毅は「もちろんトップ8に入ることができればいいですが、簡単なことではないです」とコメント。

「アルピーヌは最近のレースで一貫してかなり速いと思うし、簡単ではないでしょう。2ポイントというのはとても小さいように聞こえますが、実際には僅差ではありません」

「レースウイークごとに最大限の力を発揮する必要があります。でも、楽観的に考えています。前向きに考えてます。僕たちのパッケージはどんどん10位以内に近づいていると思います。ただ、毎レース、すべてをまとめなければなりません」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅