角田裕毅、アルファタウリF1の体制変更で2024年のレースシートに暗雲
角田裕毅は、突然、F1での将来に暗雲が立ち込めてきた。

つい数日前、23歳の角田裕毅はレッドブルのセカンドチームであるスクーデリア・アルファタウリで4年連続のシーズンを戦うことが決定しているかに見えた。

スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストは「来年、裕毅がチームにいるのは間違いない。それは多かれ少なかれ、すでに決まっていることだ」とモンツァで語っていた。

しかし、トストは今年いっぱいで引退し、ローラン・メキースが後任となり、ピーター・バイエルがチームのCEOに就任した。

そして、バイエルは「私の考えでは、このまま若いドライバーを育てるだけではいけない。私たち自身も競争力を維持しなければならない」と語った。

「今の時代、それは経験豊富なドライバーと若いドライバーを持つことを意味する。若いドライバーは経験豊富なドライバーから学ぶことができるし、経験豊富なドライバーはチームを助けることができる」

「例えば、ダニエル(リカルド)はマシンのセットアップで私たちを大いに助けてくれた。だから、そういう2人のドライバーが必要だと確信している」

現在は負傷中だが、33歳のリカルドがアルファタウリの“経験豊富なドライバー”であることは間違いない。

「ダニエル・リカルドという経験豊富なドライバーがすでにいる」とマルコはServus TVに語り、セバスチャン・ベッテルの2024年のレッドブルファミリーへの衝撃的な復帰から除外している。

F1で3シーズンを過ごした角田が若手ドライバーとしてふさわしいかどうかは疑問である。リカルドの代役として新人のリアム・ローソン(21歳)が角田と並んで好成績を残していることで特にそうだ。

角田裕毅は、自分の居場所が必ずしも安全ではないことを認めている。

「レッドブル・ファミリーの一員でいられたらもちろんうれしいです」と角田裕毅は語った。

「でも、正直なところ、僕もこれ以上のことはわかりません。上層部がこれを決めることです」

「僕にできるのは、彼らが僕に期待していることに集中し、最高の結果を出すことだけです。今は主に、レッドブルだけでなく他のチームにもドライバーとしての自分の価値を証明しようとしている。それが今の僕の目標です」

ヘルムート・マルコは、角田裕毅の選択肢として“リザーブドライバー”という気になる役割を口にした。

「彼が(フルタイムで)マシンに乗るのか、それともリザーブドライバーになるのか?」とマルコは語った。

「すでに見たように、物事は急速に進む可能性があり、シートは4つしかない」

「彼はF1で十分に通用することを示した。今後のレースでそれを確認しなければならない」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / スクーデリア・アルファタウリ