角田裕毅 「昨年のF1カナダGPはクルマの理解でターニングポイント」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が、2023年F1第9戦カナダGPへの意気込みを語った。

前戦スペインGPでは、終了間際の周冠宇(アルファロメオ)とバトルでの物議を醸すペナルティによってポイントを逃した角田裕毅だが、週末全体を見えるとチームとしての仕事ぶりに満足していると語る。

「スペインではペナルティによってポイントを獲得できなかったのは悔かったけど、それを差し引いても、僕たちは安定していたと言えます。本当に満足のいる仕事ぶりでした」と角田裕毅は語った。

「特に日曜日の戦略では、チームはいい仕事をしてくれたし、予選でもエンジニアやチームからかなり助けてもらいました。僕たちはうまく連携できていますが、それ以上にチーム自体が良くなっていて、みんなが同じ方向に向かって引っ張ってくれている。今シーズンは苦戦を強いられていますが、レースではいい結果を残せている。それは、みんなが頑張ってくれているおかげです」

「個人的には、レースごとに調子が上がってきており、今年の目標であった集中力と努力の面で100%の力を発揮できるようになってきたと感じています。自分の力を発揮できることは分かっていますし、プッシュしているので、毎周限界に挑戦しています。時にはそれがミスにつながることもありますが、そこから学ぶことができる。バルセロナでは、正直なところ予想していなかったオーバーテイクを楽しむことができたし、ペースも好調でした」

「カナダのトラックは難しくて運転が楽しいし、雰囲気も素晴らしい。ストリートサーキットでありながら、鈴鹿のような昔ながらの常設サーキットのような感覚で、白線の外に出るとすぐに芝生の上に出てしまう。ロードラッグとハイダウンフォースが必要なので、セットアップの面ではトリッキーです」

「実は、昨年のカナダ戦は、クルマを理解する上でちょっとしたターニングポイントになったのを覚えている。プラクティスではかなり苦戦しましたが、レースではかなり強くなって戻ってくることができました。エンジニアと一緒に、クルマも自分も速くなるための方向性を理解することができました。モントリオールで見つけたバランスのとれたセットアップは、今も使っているものです。先週のシムでもそれを確認できたし、セットアップの微調整に行った作業にも満足しています。うまくいくことを期待しています」

角田裕毅 F1 スクーデリア・アルファタウリ カナダGP

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