角田裕毅 「F1に必要なフィジカル面を過小評価していた」 / スクーデリア・アルファタウリ
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、ルーキーシーズンに苦労していた点として、F1のフィジカル面を過小評価していたことを認める。

角田裕毅は、F2からステップアップした最初のF1シーズンで問題を抱えていた。1年は絶え間ないミスとクラッシュが多発。さらに悪いことに、角田裕毅は無線で気性の荒さを抑えるのに苦労した。

スクーデリア・アルファタウリとレッドブルのボスからは、角田裕毅の将来を検討していた際にいくつか厳しい言葉が出ていた。

レッドブルは、角田裕毅をスクーデリア・アルファタウリの拠点があるイタリアに転居させ、チーム代表のフランツ・トストの監視下で規律を学ばさせ、サーキットでは、アレクサンダー・アルボンに教育係の役割を担わせた。

これらの対策により、角田裕毅は、最終戦アブダビGPを自己ベストリザルトとなる4位で終え、2021年シーズンを力強く締めくくった。

ルーキーシーズンを振り返り、角田裕毅は、2021年シーズンを通してフィットネスを過小評価していたと認め、F1マシンに必要な体力が不足していたと語った。

どれほどフィットネスが不十分だったかについて、角田裕毅はスクーデリア・アルファタウリの66歳のチーム代表であるフランツ・トストをベンチマークに挙げて冗談交じりに語った。

「フランツの方が僕よりもずっと良い身体をしていました。去年の僕の体型を見ると、彼の方がずっと仕上がっていました」と角田裕毅はThe Raceとの会話で笑った。

F4からF3、F2と毎年ステップアップしていった角田裕毅は「以前のシーズンはそれほど苦労していませんでした」と語る。

「シーズンが始まる前に行っていたトレーニングは、ほぼ正しかったと思います」

「もちろん、F3とF2では少し感じましたが、シーズン途中からいつもそれに慣れ始めて、身体はそれらの条件に適応していました。特に首に問題を抱えることはありませんでした」

「でも、昨年違うことが起こりました。たぶん、他の年は肉体的に自然に十分に強くなっていました。それが、昨年僕が十分なトレーニングをしていなかった理由の一つでした。気づくのが遅すぎました」

「F2でレースしていたときは、マシンにはパワーステアリングがありませんでした。そのため、F1よりもはるかにステアリングはるか重かった。F1にはパワーステアリングがあるので、F1の方が楽だと思っていました! でも、自分が思っていたほどではありませんでした」

「F1は、F2に似ているけど、少し難しいだろうなくらいに思っていました。でも、F2よりもギジカル的にはるかにきつかったです!」

しかし、角田裕毅の身体的な欠点を認識し、冬休みにそれらを軽減するために必要な措置を講じた。それでも、トレーニングセッションに行くこと以外に嫌いなことはないと語る。

「ジムセッションの日は、起きるのが憂鬱でした」と角田裕毅は語った。

「まだジムセッションは好きではないですね。ジムの匂いもそうですし、すべてが好きではありません。設備なども好きではありません。同時に、ジムがパフォーマンスを向上させるために大いに役立つことは分かっています。もちろん、あまり好きではありませんが、昨年感じ、昨年経験したことは、少なくとも少しはトレーニングするモチベーションになっています」

さらに、角田裕毅は、バーレーンでの涼しいナイトレースとイモラでのウェットでスローなレースでシーズンをスタートさせたことで、2021年の彼の問題の範囲が早い段階で偽装され、シーズンの激しさが増し、F1がより暑い気候を訪れた後、非常に厳しい状況にあることに気づき始めたと語る。

「フィジカル的により厳しいトラック、より暑いトラックコンディションになってくると、すぐに自分は十分ではないと感じました」と角田裕毅は説明した。

「特に一生懸命トレーニングしていたチームメイトのピエール・ガスリーと比べて、もっと頑張る必要がありました。彼の強さや、彼の体力がドライビングにどのように影響したかは分かっています」

「自分がもっと増やさなければならないことにかなり遅れて気づきました。シーズンが始まる前のある時点で、それで十分だと思っていました」

さらに悪いことに、問題の認識は十分ではなかった。角田裕毅により多くのトレーニングが必要だったが、単純にそれをするために必要な時間がなかった。

「シーズンが始まるとすぐにトレーニングができなくなり、時間制限があり、1つのレースが終了するとすぐに次のレースが始まるため、体力をつけることができませんでした」と角田裕毅は語った。

「そういうわけで、そのような状況を避けるために昨年と比べてたくさんの準備をしてきた。新車の準備や疲れを感じる場所も昨年とは違ってくるかもしれません」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / スクーデリア・アルファタウリ