角田裕毅、F1参戦に意気込み 「攻めのスタイルを貫いていく」
2021年にアルファタウリ・ホンダからF1参戦が決定した角田裕毅が、オンラインで記者会見を開催。F1でも攻めのドライビングスタイルを貫いていきたいと語った。

2020年のFIA-F2でのデビューイヤーでランキング3位という成績を残してスーパーライセンスを取得した角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューすることが決定。欧州にわたってレッドブルのジュニアドライバーとなってからわずか2年でのスピード昇格となった。

「シーズン序盤は苦しみましたが、終盤でなんとかまとめあげてランキング3位になってことで、F1参戦に必要な40ポイント(スーパーライセンスポイント)も獲得することができました」と角田裕毅はシーズンを振り返る。

F1ファンにどんなこところを見てほしいかと質問された角田裕毅は「攻めて迫力あるドライビング」を挙げた。

「自分の強みとしては攻めるドライビング、見ていて迫力あるドライビングは自信があります。これからF1を観る方には、F1にしかない速さだったり、今まで見たことがないコーナーの速さなので、おそらく衝撃を受けるのではないかなと思います」

「(新型コロナウイルスで)今の状況は厳しいですけど、来年鈴鹿で日本GPがあるので足を運んで頂いて、目の前でF1の風を切っていく音などを体感していただきたいなと思います。そこで僕のドライビングとしては、特にオーバーテイクに自信があるので、そこを見てもらいたいと思います。ブレーキングも他のドライバーよりも奥に突っ込んでクルマを曲げる技術には自信があるので、そこも見て頂きたいなと思います。」

「シーズン中盤までは自分の攻めるドライビングスタイルを貫いて、ミスをしてもいいから限界値を探りながら過ごしたいと思っています。もちろんチームメイト(ピエール・ガスリー)は経験豊富ですし、負かすことは簡単ではないと思いますので、彼の良いところを吸収しながらも自分のスタイルを貫いて、今のポテンシャルでどこまでいけるのか、どこが足りないのかを明確にしていきたいです」

「そうやって色んな引き出し集めてシーズン後半はそれを成長につなげて1戦1戦改善していくというシーズンの流れを目標にしていま。もちろん優勝、表彰台も目指していますが、まずはチームのためにポイントを獲れればと思っています。」

F1ドライバーとしての目標を聞かれた角田裕毅は、もちろん、F1ワールドチャンピオンを目指して戦うと語り、さらにはミハエル・シューマッハやルイスハミルトンの7回のF1ワールドチャンピオンの記録を抜きたいと語った。来年のF1グリッドで最年少となる20歳でF1デビューを果たす角田裕毅は、今のルイス・ハミルトンの年齢になるのは15年後の2035年となる。

「自分としては2030年までF1に残っているとすれば、相当実力がなければならないと思いますし、何回か優勝して、チャンピオンも獲っていると思います。2035年くらいまでF1に乗りたいとは思っています」

「1つの野望としては、今年ルイス・ハミルトン(メルセデス)が7回目のワールドチャンピオンを達成して、ミハエル・シューマッハと同じF1史上最高タイになったんですけど、自分の野望としてはその記録を抜くことなので、2035年までにはそれが達成できればなと思います」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ