フランコ・コラピント 「ウィリアムズF1の2025年のシートを交渉していた」
数か月にわたる交渉の末、ウィリアムズはついにフェラーリを退団するカルロス・サインツJr.と複数年契約を結び、7月下旬に契約を発表した。
現在コンストラクターズランキングで9位につけているチームにとって、カルロス・サインツJr.のようなドライバーと契約することは、ウィリアムズがグリッドの順位を上げることに真剣に取り組んでいるという強い意思表示である。
カルロス・サインツJr.との契約がまとまるまでに長い時間がかかったため、フランコ・コラピントと彼のマネジメントチームが2025年のウィリアムズの会話に食い込もうとしたのは理解できるが、アルゼンチン人ドライバーはチャンスを逃したことに恨みはない。
「希望は常にあり、失うものとしては最後だ」とコラピントはアルゼンチンのテレビ局DSportsに語った。
「でも、もっと多くのチャンスが訪れることは疑いようがない」
「ウィリアムズは)素晴らしいチームだ。カルロスがウィリアムズと契約したことは、ごく自然なことであり、チームにとてもよく合うことだと僕はすでに知っていた」
「アレックスとカルロスは2人とも素晴らしいドライバーであり、チームメイトとして非常に良いチームを作っている。ウィリアムズにとって良いことだ。2人とも非常に経験豊富なドライバーだ」
フランコ・コラピントは2023年からウィリアムズ・ドライバー・アカデミーのメンバーである「カルロスはフェラーリから来た。まあ、ルーキーと契約すれば明らかにずっと安く済むけど、それにはリスクもある。だから、願わくばすぐに別のチャンスが訪れてほしい」
複数のグランプリ優勝者であり、有名なアルゼンチン人F1ドライバーのカルロス・ロイテマンに倣うべく、コラピントは「2026年にカルロスが去らなければならないよう、一生懸命働くつもりだ」と語る。
「もちろん、僕はそれを夢見ていたし、僕のマネージャーたちもウィリアムズ加入のために懸命に働いていた」
フランコ・コラピントは昨年、ウィリアムズ・アカデミー・プログラムに参加し、2勝を挙げてFIAフォーミュラ3世界選手権で4位につけている。
アルゼンチン人ドライバーは、2024年にフォーミュラ2にフル参戦する前に、昨年のアブダビ・ヤング・ドライバー・テストでウィリアムズFW45をドライブする機会を得た。
コラピントはF2にうまく適応し、1勝を挙げ、さらに2回の表彰台を獲得してドライバーズランキングで6位につけている。
それでも、他のレーシングドライバーと同様に完璧を求めるコラピントは、F2キャンペーンの最後の3ラウンドで表彰台を逃したことを受け、自分自身とMPモータースポーツチームの改善の余地があることを認めている。
「自分ではどうしようもない要因により、最後の数レースは難しいものになってしまった」とコラピントは語った。
「良い走りができていたが、チームの小さなミスにより、スパとハンガリーでは良いレースができなかったのは事実だ」
「僕たちは努力を続けなければならない。僕も今年の最初のレースでミスを犯したし、彼らも今ミスを犯した。つまり、これはチームの努力の成果であり、僕たちは共に勝ち、共に負ける」
カテゴリー： F1 / ウィリアムズ・レーシング / フランコ・コラピント
