ジャック・クロフォードが語るアストンマーティンF1の開発現場「競争力は必ず戻る」
ジャック・クロフォードは、アストンマーティンF1のシミュレーター開発でエイドリアン・ニューウェイら首脳陣から自身の仕事が高く評価されていることを明かし、チーム内では将来に向けて前向きな雰囲気が広がっていると語った。

クロフォードはその後、ハンガロリンクで実施されたフィルミングデーで新型ホンダ製パワーユニットを搭載したAMR26Bの走行も担当。オランダGPで予定される新パッケージ投入に向け、シミュレーター開発だけでなく実車テストでも重要な役割を担っている。

ニューウェイやカルディレもシミュレーター作業を注視
アストンマーティンF1のリザーブドライバーを務めるジャック・クロフォードは、現在3年目のシーズンを迎えている。レース出場の機会こそ限られるものの、本拠地でシミュレーター開発を担当し、週末のパフォーマンス向上を支える重要な役割を果たしている。

2026年シーズン序盤、アストンマーティンF1はシャシー開発の遅れやホンダ製パワーユニットの課題に苦しんだ。しかし、ハンガリーGPでは16項目に及ぶ大型アップグレードを投入し、明るい兆しを見せている。

ベルギーGP週末に『Motorsport Week』の独占インタビューに応じたクロフォードは、エイドリアン・ニューウェイや最高技術責任者(CTO)のエンリコ・カルディレと仕事ができる環境について質問されると、その充実感を次のように語った。

「そうだね。本当に光栄なことだ」

「チームには素晴らしい人たちがいる。僕が一番好きなのは、シミュレーターセッションを行っている時間だ」

「チームのトップエンジニアたち、エイドリアンやエンリコをはじめ、みんながシミュレーターセッションを聞きながら、僕が何をしているのか確認している。自分の仕事を見てもらえて、それが成果につながっていると実感できるので、本当にうれしい」

「チームには優秀なエンジニアがたくさんいるし、毎週末サーキットでも彼らと良い関係を築けているのは素晴らしいことだ」

ジャック・クロフォード(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

「将来を悲観する理由はない」
アストンマーティンF1は、わずか数年で中団上位からグリッド後方へと後退した。しかしクロフォードは、チーム内部の士気はむしろ高まっていると明かし、近い将来の復活に自信を示した。

チーム再建の一員としての自覚があるかと問われると、クロフォードは次のように答えた。

「もちろんだ。僕は物事がうまくいっていない時でも前向きでいられるタイプなんだ」

「チームには本当に素晴らしい人たちがいる。今年の序盤は、なぜうまくいかなかったのか正直よく分からないくらいだ」

「みんな本当に一生懸命働いてきたし、その努力は報われるべきだと思っている。やがて競争力を取り戻せるようになるはずだ」

「だから将来について幸せでいられない理由も、前向きになれない理由もない」

実車開発でも重要な役割
クロフォードは、このインタビュー後にハンガロリンクで実施されたフィルミングデーで、新型ホンダ製パワーユニットを搭載したAMR26Bの走行も担当した。

シミュレーターで蓄積した知見を実車で検証する役割も担っており、オランダGPで投入予定の新型ホンダPUや追加アップデートの開発を支える存在として、アストンマーティンF1の巻き返しに重要な役割を果たしている。

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / ホンダF1