ウィリアムズF1、カナダGPではアルボンのみにアップグレードを導入
ウィリアムズ・レーシングは、今週末のF1カナダGPに向けてFW45にアップグレードパッケージを導入するが、今回はアレクサンダー・アルボンのマシンにのみ搭載される。
今シーズン、ウィリアムズは、F1バーレーンGPでアルボンが獲得した1ポイントのみとなっており、コンストラクターズチャンピオンシップでは最下位に沈んでいるが、ミッドフィールドの後方争いに頻繁に関与している。

ウィリアムズはモントリオールに向けてFW45のアップデートを導入し、アルボンがアップグレードを実行し、ルーキーのチームメイトであるローガン・サージェントが旧仕様のマシンを使用することになる。

これは、アルボンが最初にアップデートされたコンセプトを受け取り、その後チームメイトのニコラス・ラティフィにも投入された2022年と同様のアプローチである。

ウィリアムズF1チームの車両パフォーマンス責任者のデイブ・ロブソンは、長いストレートがいくつかあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットが、今年これまでスピードトラップで競争力を発揮してきたFW45にとって良い会場になるだろうと予想していると語った。

「カナダはいつも楽しいイベントだ。サーキットは良いレースに適しているし、猛暑や突然の雨など、トリッキーな天候に見舞われる可能性もある」とデイブ・ロブソンはコメント。

「モントリオールのトラックは、モナコやバルセロナよりもFW45の長所を生かせるはずだ。さらに、今週はいくつかのアップグレードコンポーネントが用意されており、アレックスのマシンのみで走行する。より競争力が高まることを期待しているが、新しいパッケージが期待通りに機能しているかどうかを理解するために、金曜日はじっくりと時間をかけるつもりだ」

「アップグレードを理解する作業と並行して、金曜日には通常のタイヤ作業も行い、過去12ヶ月間のトラック路面の風化を理解していく。モントリオールでは、過去2戦よりもオーバーテイクがしやすいので、タイヤのデグラデーションがうまくいけば、グランプリでの戦略の選択肢が広がるかもしれない」

「ローガンにとってモントリオールは初めて訪れるサーキットだが、見た目以上にテクニカルなサーキットだ。シミュレーターでの準備がスピードアップのカギとなり、そこからコースのニュアンスを素早く理解することができるだろう。壁や縁石を避けながらタイヤとブレーキをコントロールするのは難しいが、ストレートでは次のレースが始まる前に一息つける時間がある」

アレクサンダーアルボンは「カナダはいつもトリッキーなサーキットだけど、ミディアムダウンフォースが強いので、ここ数年のトラックよりも僕たちに合っているはずだ」とコメント。

「モントリオールはとてもいい雰囲気なので、楽しみだ」

「今週末はアップグレードが予定されているので、それがどのようなパフォーマンスを発揮するか楽しみだ。ファクトリーのみんなが、この週末に向けてアップグレードの準備をしてくれているので、いい結果を出せたらと思っている」

ローガン・サージェントは「初めてカナダに行くことになり、ワクワクしている」とコメント。

「幼い頃から走ってみたいと思っていたトラックだ。高速シケインの出口で壁が非常に近く、難しいサーキットだ。バルセロナよりももう少しマシンに合っていて、いい週末を過ごせることを願っている」

ウィリアムズ・レーシング F1 カナダGP

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1カナダGP