FIA-F3：アルピーヌF1育成のビクター・マルタンスがチャンピオン獲得
ビクター・マルタンスは、アルピーヌF1のアカデミーに所属するフランス出身の21歳。今後、FIA-F2、そして、F1への階段を昇っていくチェックしておくべきドライバーだ。
『2022年 F3チャンピオン ビクター・マルタンス』 いかがですか？
正直、いい響きだね。これをずっと待っていた。赤旗、すべてのペナルティなど、シーズンのすべての浮き沈みを反映していた。とにかく楽しんと自分に言いたい。後ですべてを分析する。
インシデントが多発した1日でしたね。なんてクレイジーな最終レース。モンツァでの経験全体をどのように説明しますか？
とにかくクレイジーだ。ここでの過去数年間でさえ、予選とレース中はいつも非常にクレイジーだった。重要なのはトラブルに巻き込まれないことであり、それは昨日確認できた。ルクレールと接触してしまったので、今日は調子も勢いもなかった。今日、僕は素晴らしいレースをした。フィーチャー レースのアプローチは適切で、他の人がミスをするのを待つだけだった。3位でフィニッシュできれば十分だということは分かっていた。チームは僕を支え、チャンピオンシップに関する正しい情報、プッシュしてリスクを取る方法を教えてくれた。最終的にセーフティカー、赤旗、ペナルティなど、いろいろなことが何が起りすぎた。感情が多すぎたし、激しすぎて、その瞬間のすべてを追体験できない。自分自身をチャンピオンだと思っていたこともあれば、そうでないかしれないと思うこともあった。やっと完了だ。
これはあなたのキャリアの中で最高の栄誉です。このタイトルはあなたにとって何を意味しますか？
たくさんのことを意味する。昨年もチャンピオンシップを目指して戦ってきたし、2年間努力してきた。昨年は MP Motorsport でルーキーシーズンを過ごしていたので、トップに立つために多くの努力をしなければならないことは分かっていた。そして、今年はARTで、車を持っていることを分かっていた。一貫性とチームが僕を支えてくれていて、タイトルの可能性があることを分かっていた。ブダペストやスパのように少しうまくいかなくても、一貫性を保ち、自信を保つことが重要だった。僕は少し管理側にいたけど、最後の2ラウンドで、チャンピオンシップのことは考えずに、全力を尽くす必要があると言ってきた。自分のキャリアを見てみると、常にぎりぎりの状態だったけど、決してあきらめず、常に自分自身と周囲の人々を信頼していてきた。年々強くなっていると言える。また、別のチャンピオンシップのために戦い、最後まで戦う準備ができていると自分に言い聞かせることができる。
シーズン全体を見て、思い出に残るレースやラウンドはありますか？
バルセロナかな。最高の週末だったし、最高の仕事をすることができた。適切なフィードバック、週末全体のアプローチ、そして、週末にプレッシャーを感じなかった。バーレーンも良かった。昨年はそうではなかった。初めからうまくいった。ザントフォールトはチャンピオンシップの良いターニングポイントだったし、クルマのフィーリングや自分自身の自信にもなった。ブダペストとスパでは仕事ができなかったけど、その理由を理解した後、ザントフォールトに来てすべてを勝利に変えることができた。バルセロナとザントフォールトがモンツァに向けて良い勢いをつけてくれたと思う。
モンツァとスパについて言及されましたが、今年、フラストレーションや疑問はありましたか？
スパやブダペストの週末はそうだった。今年はウェットコンディションでかなり苦戦した。ブダペストでのレースⅡはウェットだったし、最高とは言えなかったけど、より多くのリスクを冒せば、もっと良い仕事ができたはずだ。その決断を下さなかったのは、単純に考えすぎて、管理しすぎたからだ。そうやってポイントを失った。アルピーヌ、ART、兄弟、そして、家族、みんなが僕を支えてくれて、僕自身の問題を指摘してくれた。彼らは、僕が間違ったアプローチと考え方を持っていることを気付かせようとしれた。だから、ブダペストとスパがチャンピオンシップのターニングポイントだったと言える。
このレベルでの最後のフランス人チャンピオンは、2018 年に GP3 シリーズで優勝した故アントワーヌ・ユベールでした。彼のサインがヘルメットに付いていますが、彼の足跡をたどることはどういう意味がありますか？
いい気分だ。彼のことは何年も前から知っていて、当時ルノーで一緒に働いていた。同じくフランスのエンストンで合宿を行っていた。スパでの出来事の後…彼と7日間過ごしたばかりで、彼と同じ部屋で寝ていて、一緒にサイクリングをしていて、彼と多くの時間を過ごしていた。アントワーヌのプロフェッショナリズムを見ることができたし、彼はモータースポーツに専念していることが分かった。彼が F1 に行くのは簡単なことではないことが分かった。彼がGP3 のタイトルを獲得したとき、彼はトップチームに移籍できず、彼のポテンシャルを最大限に発揮する機会を得られなかったのを覚えている。彼は実際、一緒にいたチームで本当にうまくやっていた。彼のスポーツへの情熱を受け継ぎたい。課はうまくいかないときもいつも笑顔だった。実際にフィニッシュラインを越えて、彼のためにそれをしたことをかめらで示したかった.
次は何をしますか？
F2を望んでいる。仕事をやり遂げたと感じている。確かにミスはあったけど、僕はその後すぐに上達していくタイプのドライバーだと思う。または、自分がうまくやっていないことに気づける。僕の後ろには問題を指摘し、自分が仕事をしていないことを顔に出してくれる適切な人々がいるし、F2への準備は完全に整っていると感じている。僕は今年、自分自身を信じ、ART を完全に信じていた。だから、F2にいることを望んでいる。F2で素晴らしいことを成し遂げれば、F1への道を歩み続けるチャンスがあることを知っている。いつかそこにいると信じている。今はとにかく祝いたいし、休息したい。そして、さっきも言ったように、アルピーヌが支えてくれているし、5年間サポートしてくれている。僕自身のマネージャーも最初から僕を信頼してくれちた。このタイトルの後、彼らはさらに信頼してくれると思う。F2に入る良い立場にいると思うし、明るい未来を願っている。
この FIA F3チャンピオンをどのように祝いますか？
わからない。すでに祝い始めている。今夜、みんなやチームメイトと一緒に素晴らしい夕食をとることは間違いない。彼らはその成果の一部であったからね。家族、兄弟、チーム全員、メカニック、エンジニアと一緒にね。楽しもう。また、誇りに感じている。この時代、ART はまだチャンピオンシップを獲得していなかったので、彼らに新しいマシンとFIA F3で最初のチャンピオンを与えたいと思っていた。彼らに感謝したいし、彼らにチャンピオンシップを与えることができたので、お祝いするのは確かだ。でも、それを行うには十分な時間がある。僕は彼らの近くに住んでいるので、ワークショップに行って彼らと何かをすることができる。
カテゴリー： F1 / ウィリアムズ・レーシング / アルピーヌF1チーム
