ウィリアムズF1、ジョージ・ラッセルのメルセデス移籍は「大規模な損失」
ウィリアムズF1の車両パフォーマンス責任者を務めるデイブ・ロブソンは、ジョージ・ラッセルがメルセデスF1に移籍することで今シーズンの終わりにチームを去った場合に“大規模な損失”になると感じている。

今シーズン終了時にメルセデスF1との契約が満了するバルテリ・ボッタスがチームを放出された場合、育成ドライバーのジョージ・ラッセルは2022年のメルセデスF1のシートに深く結びついている。

これまでウィリアムズF1では予選でチームメイトで負けたことないラッセルだが、昨年のルイス・ハミルトンが新型コロナウイルスで欠場してメルセデスF1から出場したF1サヒールGPの予選ではバルテリ・ボッタスから0.001秒差で負けている。

以前、デイブ・ロブソンは、ジョージ・ラッセルが、才能という点でルイス・ハミルトンに“非常に近い”と評価しており、ラッセルのウィリアムズF1での時間が今シーズンで終わることになった場合、チームに大きな影響を与えるだろうと感じている。

「私個人としては、彼は大きな損失になると思う」とデイブ・ロブソンは Motorsport-Total に語った。

「我々が最初に彼を評価したときでさえ、彼と一緒に仕事をするのは素晴らしかった。彼が何かを持っていることは明らかだった。マシンを運転するための本当に優れた才能だ」

ジョージ・ラッセルはウィリアムズF1との3年間の契約の最終シーズンにあり、デイブ・ロブソンは、舞台裏での仕事の後にチームのマシンが競争力に取り戻すのを見ずに離れることにラッセルにとっても残念なことだろうと語る。

「我々全員が、彼を導くために必要な場所で彼を助けることに多くの時間と労力を費やしたと思う。我々のマシンでそれの利点を実際に見ずに失うのは本当に残念なことだ」

「確かに大きな損失になるだろうが、そこは必ずしも私が大きな影響を与えられることではない」

「彼はどんどん良くなっているし、ほとんどすべてのレースで成長してきた。ドライビング面はそれほど多くはなく、ずっと非常に強力かった。だが、我々がプレイしているゲーム全体、正しく行うために必要なすべて、そして、彼の助けが必要なことについての彼の理解という点ではかなり大きな成長を遂げた」

「彼は際限なく改善されており、チームでの彼の役割は特別だ」

2020年のF1サヒールGPでのメルセデスF1でのジョージ・ラッセルの傑出したパフォーマンスにより、デイブ・ロブソンは、メルセデスF1へのステップアップが大きな問題になることはないだろうと語る。

「彼がマシンに飛び乗ってそれをすることができたのは大きな驚きではばかった。彼が戻ってきたとき、彼のハングリー精神ともっと速いマシンが欲しいという願望を除けば、特に大きな変化はないと思う」とデイブ・ロブソンは付け加えた。

「2019年は非常に困難な火の洗礼だった。彼は我々の状況を理解すると、対処する必要のある一連の問題を明確に特定するのに非常に優れていた」

「それは、これらすべてに対する彼の技術的な貢献だけでなく、シミュレーターで行うすべての作業、それらの設計をどのように導くかだけでなく、彼がすべての人と対話する方法と彼の積極性にも当てはまる」

デイブ・ロブソンは、ジョージ・ラッセルの“建設的な性質”は「ここ数年、まさに我々が必要としていたものだった。彼は大きな役割を果たした」とし、ラッセルが話すとき、「人々は耳を傾ける」と付け加えた。

ジョージ・ラッセルは、夏休み後のF1ベルギーGPまでに2022年の決定をメルセデスF1に求めているが、噂ではラッセルとルイス・ハミルトンの母国グランプリとなるF1イギリスGPの週末に2022年のオール・ブリッティスのラインナップが発表されるとも言われている。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / ジョージ・ラッセル