苦境のウィリアムズF1、スポンサー資金はラティフィ頼み?
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2019年にウィリアムズF1チームのスポンサーとなったソフィーナ・フーズは、今年からチームのドライバーを務めるニコラス・ラティフィの父であるマイケル・ラティフィが会長を務める企業だ。
今回の契約により、ウィリアムズの2020年F1マシン『FW43』のリアウイング背面にソフィーナ・フーズのロゴが掲載されるとともに、ウィリアムズのガレージやホスピタリティエリア、チームウェア、ドライバーのレーシングスーツにも同社のロゴが掲載される。
ウィリアムズF1の副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「ソフィーナとのパートナーシップの2年目を迎えられることをうれしく思います。ソフィーナのF1への関与は、彼らの長期的ビジョンにとって非常に価値のあるものであり、我々は彼らの目標を達成するために支援することを約束します。彼らと仕事をすることを非常に楽しんでおり、今後もそれが続くことを楽しみにしています」と語った。
2019年に深刻なパフォーマンス危機が露呈されたウィリアムズは、ロバート・クビサを後援するポーランドの石油会社PKNオーレンがクビサとともにアルファロメオ・レーシングに移動。また、ユニリーバが所有するオーストリアのデオドラントブランドのRexonaもスポンサー契約を終了したという。スペインの AS によると、ウィリアムズとRexonaとの契約は1500万ユーロで、タイトルスポンサーのROKiTに次ぐ2番目の大口スポンサーだったという。Rexonaのウィリアムズ FW42のサイドポッドにロゴが大きく掲載されていた。また、Symantec、Omnitude、Tataもスポンサーを降りたとは報じられている。
マイケル・ラティフィは2018年にマクラーレンの3億5000万ドルの株式を購入したカナダの大富豪。当面はラティフィの資金がチームを支えることになりそうだ。
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1スポンサー