ウィリアムズ
ウィリアムズは、F1アブダビGPの決勝レースで、ジョージ・ラッセルが17位、ロバート・クビサが19位でレースを終えた。

今季、ウィリアムズはロバート・クビサがドイツGPで1ポイントを獲得してランキング19位、ジョージ・ラッセルはポイントを獲得できず20位で終了。ウィリアムズもコンストラクターズ選手権10位と厳しいシーズンとなった。

2020年、ウィリアムズはロバート・クビサに代えてニコラス・ラティフィを起用。ジョージ・ラッセルとコンビを組む。

デイブ・ロブソン(シニアレースエンジニア)
「我々はシーズン最終戦を楽しみ、最後まで懸命にレースをした。ジョージはオープニングラップで野心的であり、ロバートのマシンにややダメージを与えた。それが残りのレースで彼のペースを妨げた。レース序盤、パドック全体でDRSの問題が発生したため、ジョージは第1スティントをロバート後ろで終えることになり、後ろにいたのは序盤にフロントウイングを交換するためにピットに入らなければならなかったガスリートロ・ロッソだけだった。我々はストロールをカバーするため、ロバートを予定より少し早めにピットインさせた。彼はジョージに対して十分なアドバンテージを築いていたが、同時にジョージはタイヤ面でのアドバンテージを築くことができた。今回も我々はピトツトップ後に2人にレースをさせた。今回の場合、DRSの助けを得てジョージがロバートをクリアし、ロバートがマシンにダメージを負っていたこともあり、引き離していった。その後のジョージはオプションタイヤで非常に良いスティントを楽しんだ。彼のペースと低いデグラデーションによって、ストロールを追い上げることができ、レーシングポイントがリタイアしなければ楽にパスできていただろう。ロバートはジョビナッツィ(との衝突によってマシンの右側のフロアとバージボードに広範囲なダメージを負ったため、ペースがさらに損なわれてしまった。これにより彼は先頭集団の後ろに下がってしまい、ジョージとの差もさらに広がってしまった。難しいシーズンを通して、ドライバーとチームはプロとして、良いユーモアをもって本当にうまく機能した。マシンに乗っているときとファクトリーでのロバートのすべての努力に感謝している。この2年を通して彼の決断力、経験、知識が本当に貴重だった。彼の今後の活躍を心から願っている。ジョージは難しい環境でF1での初シーズンを過ごすことになったが、彼の才能、走り、熱意は素晴らしく、本当に例外的なF1ドライバーになるために必要なすべてを兼ね備えているのは明らかだ。彼はそれを十分に評価されていないかもしれないが、今年の戦いが彼に非常に貴重な経験を提供したのではないかと考えている。将来、その経験が大きな利益をもたらすはずだ。これから我々の焦点はここからすぐに2020年へと向けられ、タイヤテストに集中する。暑いコンディションで新しいタイヤを理解する非常に良い機会であり、冬季テストや2020年シーズン序盤数戦のコンパウンドを選ぶために必要な情報を提供してくれるだろう」

ジョージ・ラッセル(17位)
「とても楽しかったけどタフなレースだった。ペースもそれなりによかった。良いスタートが切れず、何人かにオーバーテイクされてしまった。ピットストップ後のペースはよかったし、レース後半には満足している」

ロバート・クビサ(19位)
「厳しい1年だったし、今日も簡単ではなかったけど、少なくともバトルはできた。1周目にジョージ(ラッセル)とターン5で接触し、その後、(アントニオ)ジョビナッツィと激しく接触した。フロアの右側にかなりのダメージを受け、最後の35ラップはとても難しかった。楽なシーズンではなかったけど、少なくともできることは全てやったし、諦めるじはしなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1アブダビGP