F1 ウィリアムズ メルセデス
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ウィリアムズがメルセデスの“Bチーム”化される可能性があることを認める。

ランス・ストロールの父親でウィリアムズに出資しているローレンス・ストロールは、ウィリアムズをハース/フェラーリに似た構造のメルセデスの“Bチーム”に変更することを計画しているが、ウィリアムズの上層部はその案に抵抗していると報じられていた。

しかし、ウィリアムズは現在コンストラクターズ選手権と低迷しており、コンセプトを一新させたマシンは空力バランスに問題を抱えている。

一方、フェラーリの“Bチーム”とされるハースF1はグリッドで“ベスト・オブ・ザ・レスト”の地位を確立しつつあり、昨年まで低迷していたザウバーも同様にフェラーリからの技術支援を受けたことで大きな飛躍を遂げている。

そして今週、ランス・ストロールがフォース・インディアに移籍するとの報道がなされた。それが実現した場合、今シーズン末でタイトルスポンサーを失うことになっているウィリアムズにとって、ローレンス・ストロールの資金を失うことは大きな板だとなる。

ストロール親子のフォース・インディアへの移動を阻止するためにウィリアムズは、メルセデスの“Bチーム”になることを受け入れたとされている。

トト・ヴォルフは、ウィリアムズがメルセデスの“Bチーム”に変化する可能性を否定していない。

「フェラーリ-ザウバーのモデルは、そのようなアライアンスが競争力を維持するために非常に重要であることを示している」とトト・ヴォルフは Le Figaro にコメント。

「我々は状況を緊密に見ている。我々はすでにフォース・インディアと協力しており、サポートしている。現時点ではウィリアムズと類似したパートナーシップを行うかどうかは疑問に思っている」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング