ウィリアムズ FW34
ウィリアムズは、早くも2012年マシンであるFW34に言及。新たにチーフエンジニアとして加入するマイク・コフランの手腕に期待を寄せている。

ウィリアムズは、今シーズン限りでテクニカルディレクターのサム・マイケルとチーフエアロダイナミシストのジョン・トムリンソンが辞任することを発表。また、共同創設者であるパトリック・ヘッドの引退、さらには会長のアダム・パーも辞任を申し出たことを明かすなど、チーム内が大きく混乱している。

今季はスポンサーとしてPDVSAが加わり、ベネズエラからの期待を背負うウィリアムズだが、サム・マイケルが主体となって設計した今季マシンのFW33は信頼性問題に直面。革新的なギアボックスを搭載したタイトなリアエンドなどアグレッシブなデザインを採用したFW33だが、序盤2戦では2台ともリタイアするなど、これまでで最悪のシーズンスタートを送っている。

チームには6月から新たに元マクラーレンのチーフデザイナー、マイク・コフランがチーフエンジニアとして加入。しかし、今季中はサム・マイケルがテクニカルディレクターとしてFW33の開発を主導するため、大きな方向転換は2012年マシンのFW34からとなる。

ウィリアムズのアダム・パーは「我々にはシーズン末までテクニカルディレクターがいるし、その役割を明確にしておくことが重要だ。マイクは、チーフエンジニアとして我々のエンジニアリングプロセスを推し進め、システムが成功することを確実にしていく。彼には、来季マシンのFW34とその開発に対しての責任がある」とコメント。

「サムは今年のマシンについて責任を持ったままだし、今年から来年までの規約変更は小規模なので連続性が多い。シーズン末までこのような運営をするのはそのためだ」



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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング