マーク・ウェバー、2004年F1モナコGPの“ダイヤモンド紛失”騒動を暴露
元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、2004年のF1モナコGPでの“ダイヤモンド紛失”騒動について語った。

2004年、現在のレッドブルの母体となったジャガーは、その年の12月に公開予定のハリウッド映画『オーシャンズ12』をチームをあげてプロモーションした。

マーク・ウェバーとクリスチャン・クリエンが駆るジャガー R5は、映画にちなんだカラーリングに『オーシャンズ12』のタイトルロゴが描かれた。

そして、ノーズにはスポンサーのシュタインメッツが提供した時価14万ポンド(約280万円)とされる本物のダイヤモンドがノーズにつけられた。

決勝では、クリスチャン・クリエンが、1周目のロウズヘアピンでクラッシュ。コース脇に撤去されていた破損したフロントノーズを後でチームが回収するとダイヤがなくなっていた。

ジャガーは、ダイヤモンドは「拾った誰かが持ち去った」と発表したが、一部からはそのシナリオ自体が映画の宣伝ではないかとの声もあがっていた。『オーシャンズ12』は、ジョージ・クルーニー演じる窃盗犯ら、12人の盗みのプロが大がかりな盗みに挑戦するというストーリーだからだ。

当時、もう1台のジャガーを運転していたマーク・ウェバーは「ジャガーのノーズにあったとされる宝石は、ほんの数ドルの価値しかなかったよ」と ServusTV に語った。

2004年 F1モナコGP クリスチャン・クリエン(ジャガー)

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カテゴリー: F1 / マーク・ウェバー / F1モナコGP