マーク・ウェバー
マーク・ウェバーは、ここ2年でF1へのモチベーションが失われていたことを認め、2014年にWECに転向するという決断はベストであったと確信している。

2002年にミナルディでF1デビューを果たしたマーク・ウェバーは、2013年末で12年のF1キャリアを終え、F1から引退することを発表。2014年からはポルシェの新しいLMP1プロジェクトに加わることを明らかにしている。

マーク・ウェバーは、F1レース自体は今も楽しんでいるため決断を下すのは非常に難しかったと F1 Racing に述べた。

「おそらくF1を去るには1年早かったかもしれない。でも来シーズンは規約に大幅な変更があるし、ポルシェに入るというチャンスもあった。なので、僕にとってこの行動がベストだったと思っている」

「クルマに乗ってピットから出て行くのは今も楽しいので少し残念だけどね」

「過去2年、僕はF1でのモチベーションという点でぎりぎりのところにいた。駆り立てるものが必要なんだ。毎冬に気持ちを入れ替えていたけど、野心は24歳のときのようなものではなくなっている」

「数年前にスポーツ選手に聞いた話を思い出す。彼らはモチベーションが維持できる限り、続けられると言っていた」

「僕にはその意味がわからなかった。モチベーションを失うことなんてあるのかとね。でも、以前にはなかった疑問が次第に浮かんでくるようになった」

「走ったりやレースをすることには問題はない。11カ月続くF1プログラムに取り組み続けることが問題だ。それに僕はもうこれまでに多くのことを達成したと思えるような地点に来たみたいだ」

WEC世界耐久選手権でポルシェをドライブするという決断の一部は、F1ドライバーにつきまとう多大な時間からきたとマーク・ウェバーは語る。

「移動とホテル暮らし、この仕事の繰り返し的な側面、メディア対応・・・。やる気に満ちているときにはこのようなたくさんの小さなことにも問題なく対応できるものだ」
「でも、最終的には自分に問いかけることになる。『ここでこれをする必要があるのか?』とね」

「ポルシェとの話があったとき、僕は自分の目を見つめて『たぶん僕はもうこのようなことをこれ以上する必要はないな』って言えたんだ」

関連:マーク・ウェバー、今季限りでのF1引退とポルシェ加入を発表 - 2013年6月27日

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カテゴリー: F1 / マーク・ウェバー / レッドブル・レーシング