ヴィルヌーヴ 「開幕戦でレッドブル・ホンダF1にアドバンテージはない」
元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、今年レッドブル・リンクでシーズンが開幕することがレッドブル・ホンダF1にとって有利に働くことはないと考えている。

レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、過去2年間オーストリアGPで優勝しており、今年のレッドブル・リンクでの2連戦でのシーズンスタートでファンはフェルスタッペンがフライングスタートを切ることを期待している。

だが、ジャック・ヴィルヌーヴには、シーズン開幕戦でマックス・フェルスタッペンにアドバンテージはないと考えている。

「なぜなら、今シーズンのレースでは他のチームも新しいエンジンを使用するからだ。昨年、ホンダは、たとえばモンツァでのホームレース中にフェラーリが行ったように新しいエンジンを投入した」とジャック・ヴィルヌーヴは Gazzetta dello Sport に語った。

「その要因はもはや役割を果たさないので、レッドブルの競争に対する優位性はなくなった」

昨年、メルセデスはレッドブル・リンクでエンジンの冷却問題に苦しんだが、当然ながら、その弱点は克服していくと考えられる。

それでも、ジャック・ヴィルヌーヴは、シーズン全体を考えれば、レッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンが、ルイス・ハミルトンとメルセデスの主な挑戦者になると考えている。

「ハミルトンは素晴らしいが、マックスは彼を倒すことができる」とジャック・ヴィルヌーヴは語る。

「将来を見据えれば、F1界はシャルル・ルクレールとフェルスタッペンの戦いを見たいと思っている。フェルスタッペンがチャンピオンシップ争いの準備ができている一方で、それがルクレールにも当てはまるかどうかを確認する必要がある。フェラーリでの2年目を迎えた今、彼が実際にフェルスタッペンのライバルになるかどうか目にすることになる」

また、ジャック・ヴィルヌーヴは、F1界としても真のタイトル争いの準備ができていると語る。

「過去は、ライバルがいて、タイトル候補者が友達ではなかったときに、F1で最も美しい年を見目にしていたことを示している。最後にそれを目にしたのはニコ・ロズベルグとハミルトンのタイトル争いであり、それはしばらく前のことだ」

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ / レッドブル・レーシング / ホンダF1