F1ベトナムGPも新型コロナウイルスの影響で中止の危機
F1中国GPに続き、2020年に初開催する予定しているF1ベトナムGPも新型コロナウイルスの感染拡大が疑われており、2020年のF1世界選手権は6週間の大きな穴があく危機に直面している。

FIA(国際自動車連盟)は2月12日(水)、4月19日に開催予定だったF1中国GPを中止・延期することを正式決定。F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1中国GPの日程を変更することは“至難の業”だと認めている。

「忙しいカレンダーであることは明らかであり、開幕戦まで1か月しかないこの段階で今年後半にリスケするのは簡単なことではない」とチェイス・キャリーは語った。

また、FIAは中国と国境が接しているF1ベトナムGPを中止する可能性を残している。ベトナムでは少なくとも14の新型コロナウイルスへの感染が報告されている。

「このウイルスに関する世界的な状況は、他のモータースポーツイベントとともにFIAによって引き続き監視される」とFIAは声明で述べている。

ハースのF1ドライバーを務めるケビン・マグヌッセンは、F1ベトナムGPも同様に中止となる可能性があると考えている。そうなった場合、2020年のF1カレンダーには6週間の空白ができる。

「成り行きを見守っていかなければならない」とケビン・マグヌッセンは TV2 に語った。

「ベトナムはカレンダーで中国の直前なので、僕たちはそこにも注意を払わなければならない。残念だけど、僕たちにとってはミニホリデーになるね」とケビン・マグヌッセンは微笑んだ。

F1の中国GPのキャンセルによる収入の損失は約3,000万ドル(約33億円)と伝えられており、ベトナムGPがこれに追随すればその額は2倍となる。

だが、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは「我々がベトナムは進めることができるとのアドバイスを得ている」と Reuters に語った。

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カテゴリー: F1 / F1ベトナムGP