セバスチャン・ベッテル F1復帰希望にレッドブルとアウディが「ノー」
ヘルムート・マルコ博士は、セバスチャン・ベッテルが2025年にレッドブルでF1に復帰したいという希望に対して、明確に「ノー」と答えたことを明らかにした。

昨年、セルジオ・ペレスの先行きが不透明であるという噂が飛び交う中、アドバイザーのマルコは、チームの元4度ワールドチャンピオンのベッテルが電話をかけてきたことを認めた。

つい数日前まで、37歳のセバスチャン・ベッテルは現役引退にまったく満足していると主張していたにもかかわらずである。

「ここ数年間は本当に楽しかった。子供たちと一緒に過ごした時間も含めてね」とベッテルはRTLに語った。

「子供たちもそう思ってくれていると願っている」

「また状況が変わるかもしれないが、今のところはまだうまくいっている」

しかし、Auto Bildは、セバスチャン・ベッテルはまだ「完全にF1を辞めたわけではない」と主張している。

ジャーナリストのラルフ・バッハは、「彼は信頼する人たちに、まだ十分に体調が整っていると話している」と主張している。

「彼はカムバックの機会を模索し続けるだろう」

さらに、公式発表とは裏腹に、セバスチャン・ベッテルは実際には自らリタイアしたわけではないとバッハは付け加えた。

「アストンマーティンは彼の契約延長を望まず、他のチームも彼に新たな契約を与えようとしなかった」

同報道によると、セバスチャン・ベッテルは引退後、アウディの新たなF1プロジェクトに「自身のサービスを申し出た」が、ザウバーとアウディは彼を断ったという。

ヘルムート・マルコは、ベッテルが2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトになりたがっていたことを率直に認めている。

「セバスチャンは、我々のチームでマックスと走りたかっただろう」と彼は語った。「しかし、それは理にかなっていない。彼を守るためにもだ」

「マックスは明らかに彼に勝ってしまい、セバスチャンの評判を傷つけてしまうだろう。私はそれを許すことはできず、したくもなかった」

2008年に37歳でF1を引退した元レッドブルドライバーのデビッド・クルサードは、セバスチャン・ベッテルにレース後の人生を受け入れるよう促した。

「彼はそれを諦めるべきだし、数年休んだらもっと速くなれるなどと夢想するのもやめるべきだ」とSpeed Weekに語ったと伝えられている。

「アストンマーティンでの最後の頃は、彼はベストの状態ではなかった」

「ストップウォッチは嘘をつかない」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング / アウディ