セバスチャン・ベッテル 「DRSなしでも抜けるF1マシンにするべき」
セバスチャン・ベッテルは、F1はドライバーがDRS(ドラックリダクションシステム)を使用せずに追い越すことができるような技術規則を導入する必要があると語る。

今年、F1は新しいレギュレーションが導入され、グラウンドエフェクト効果にダウンフォースの生成方法が変更された新世代F1マシンは、コーナーでお互いにより接近して追従できるようになった。

しかし、F1ドライバーは、スリップストリーム効果が最シーズンと比較して減少しているとコメントしている。これは、DRSが依然としてホイール・トゥ・ホイールのレースで重要な役割を果たしていることを意味している。

F1はすでに10年以上DRSを使用しているが、セバスチャン・ベッテルは、最初にオーバーテイク支援を目的として導入されて以来、DRSはオーバーテイクに不可欠なものになってしまったと感じている。

「より接近してフォーローできるようになったと思うけど、同様にドラッグ効果も少なくなった」とセバスチャン・ベッテルは語る。

「ある程度で僕たちは過去よりもDRSに依存しているかもしれない」

「興味深いのは、DRSを外して、過去よりもはるかにうまく追い越すことができれば、レースが実際にどのようになっているのかを確認することだ」

「DRSはオーバーテイクを支援するために持ち込まれたので、少し注意が必要だけど、今ではオーバーテイクができるのはDRSだけだと少し感じている」

「理想的には、DRSなしでフォローしてレースできるようにする一連の規制があることだ。ご存知のとおり、DRSは70年間存在していなかった。実験として、10年前に支援のために持ち込まれた」

F1サウジアラビアGPでは、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールがDRSの追加のアドバンテージを得るために検知ポイント前で意図的に減速するという出来事があった。セバスチャン・ベッテルは、DRSがバトルを支配しないようにする必要があると警告した。

「オーバーテイクは常に努力であり、ゾーンにいてDRSを取得することに支配されるべきではないと思う」とセバスチャン・ベッテルは語った。

「ジェッダでのレースでは、DRSラインに向けてブレーキをかけ、そのラインを2番目に通過しようとしていた。これは、別のタイプのレースだ」

「僕たちはそのような方向に進むべきではないと思う。どうなるか見てみるつもりだ。僕たちはまだプロジェクトの初期段階にある。間違いなくより追従できるようになっている」

「オーバーテイクはまだ難しいけど、それは努力であるべきで、オーバーテイクをすることができたときの報酬になるべきだ」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / アストンマーティンF1チーム