セバスチャン・ベッテル、シーズン終了前にフェラーリF1離脱の可能性も?
セバスチャン・ベッテルが、今シーズンの終了を待たずにフェラーリF1を離脱する可能性が囁かれ始めている。

セバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りでフェラーリF1を離脱することが決定しているが、すでにチームがシャルル・ルクレールを中心に据えているのは明らかであり、最近のレースでベッテルは十分なサポートを受けられていないことに不満を述べている。

このような状況を受け、フェラーリとセバスチャン・ベッテルは、今シーズンの終了を待たずにその関係に終止符を打つのではないかとの噂が囁かれ始めている。

だが、Corriere della Sera のF1記者を務めるダニエル・スパリッシは「現時点では予定よりも早くセバスチャンと別れようとする動きはない」と否定的だ。

「フェラーリには他にやるべきことがたくさんある」

しかし、先週末にシルバーストンで開催されたF1 70周年記念GPの決勝でセバスチャン・ベッテルが無線でチームを批判したことが、両者の決別を早める引き金になるのではないかと考えている者もいる。

フェラーリF1は。1991年にアラン・プロストが、フェラーリのF1マシンはトラック並みだと発言したことを受けてシーズン終了を待たずに解雇したという過去があり、今回もそれと同じことが起きる可能性があると考えている。

しかし、、ダニエル・スパリッシは「あのときとは比較できない。それとは話が別だ」と語る。

「現時点では、イタリアにベッテルのあの発言を腹立たしく思っている者は誰もいない。フェラーリはあまりにも弱すぎ、ベッテルのことなど大した問題ではない」

Blick の記者を務めるロジャー・ブノワも、フェラーリがシーズン終了を待たずにセバスチャン・ベッテルをチームから追い出すことはないと考えている。

「フェラーリはルクレールに賭けている。その一方でベッテルはチーム内で孤立しており、自信を失いつつある。そして、今では不満を口にし始めた」

「しかし、チームはチャンピオンシップを戦ううえで1ポイントでも多く稼ぐ必要がある。それに2020年シーズン中にすぐに代役が見つかるとは思えない」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ