マックス・フェルスタッペン陣営が決断を急ぐ理由 レッドブルF1契約の「10月条項」

しかし、その判断を難しくしているのがレッドブルとの契約に盛り込まれた離脱条項だ。移籍の可否を左右する期限が10月まで設定されていることが、新たな障害になっていると報じられている。
契約の「10月条項」が早期決断を阻む
マックス・フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約を結んでいるが、一定の条件を満たした場合に2027年から契約を解除できる離脱条項が存在するとされている。
報道によると、この条項は今年10月まで行使可能となっている。夏休みの時点でフェルスタッペンがドライバーズランキング2位以内に入っていない場合、条項が有効になる見通しだ。
一方で、マネージャーのレイモンド・フェルミューレンや父ヨス・フェルスタッペンら陣営は、10月まで待つのではなく、今の段階で将来を決断したい意向を持っているという。
マクラーレン移籍説が加熱
フェルスタッペンにはマクラーレン移籍の噂が急速に広がっており、一部では交渉が最終段階に入っているとの報道も出ている。
F1 InsiderのYouTubeチャンネルでジャーナリストのビアンカ・ガルロフ氏は、フェルスタッペン陣営が決断を急いでいる理由について次のように語った。
「フェルスタッペン陣営は決断を望んでいる。これ以上待ちたくないはずだ。待てばドライバー市場全体やチーム内に落ち着かない空気が生まれてしまう。だから今すぐ結論を出したいと考えている」
また、フェルスタッペンがマクラーレンへ加入した場合、オスカー・ピアストリがレッドブルへ移籍する交換トレードの可能性も取り沙汰されている。

レッドブルとの溝は深まる一方
フェルスタッペンはRB22の競争力や2026年レギュレーションへの不満を隠しておらず、チームがセットアップやバッテリー運用で自身の意見を重視しなくなっていることにも強い不満を抱いていると伝えられている。
さらに、イギリスGP後にはマネージャーのレイモンド・フェルミューレンとチーム代表ローラン・メキースが会談したものの、緊迫した雰囲気だったとも報じられた。
リアウイングをはじめとするマシン開発の問題も依然として解決されておらず、両者の信頼関係は悪化しているとの見方が強まっている。
今後の焦点
フェルスタッペン陣営は2027年の進路を早期に決めたい意向を示しているが、レッドブルとの契約に盛り込まれた「10月まで」の離脱条項が判断を遅らせる要因となっている。マクラーレン移籍説が勢いを増すなか、契約上の期限とチームとの関係悪化が今後のF1ストーブリーグ最大の焦点となりそうだ。
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