フェルスタッペン F1スペインGPでの巻き返しに意欲「イモラのような展開を」

レッドブル・レーシングは、フェルスタッペンが2回目の義務ピットストップを消化していない状態でレースをリードし続けるという戦略に賭け、モナコGP終盤まで粘った。
チームは赤旗やセーフティカーの発動による有利な展開を期待していたが、それは起こらず、最終盤にピットインしたことで表彰台を逃し4位に後退した。
この結果、フェルスタッペンはイモラでの勝利によって築いたドライバーズランキングのリードを縮められ、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスに再び迫られる形となった。イモラでは、1周目にピアストリをオーバーテイクして首位に立つという鮮やかな展開で勝利を収めていた。
過去3回のスペインGPをすべて制しているフェルスタッペンは、今回もその流れを維持し、4連勝を狙っている。
「モナコはもう過去のことだから、あまり多くを語る必要はないと思う」とフェルスタッペンはバルセロナで語った。「でもここでは、もう少し競争力を発揮できることを願っている。個人的には、イモラのときのような展開になればと思う。でも実際のところは、まだ分からない」
「ライバルチームがどこで強いかは分かっているし、僕らとしてはマシンのバランスをうまく取って、タイヤに厳しすぎず、しっかりとした走りができる“良いウインドウ”に入れることができれば、もっと限界まで攻められると思う。今週末はそこを目指すつもりだ」

直近の戦績を見ても、フェルスタッペンは日曜に表彰台に上がる可能性が高い。彼はバルセロナで過去4勝を挙げており、2018年以降は毎年トップ3入りを果たしている。2016年にトロ・ロッソ(現レーシングブルズ)から昇格してレッドブルでデビューした際にも、スペインGPでいきなり初優勝を飾った。2017年のリタイアを除き、すべての年で表彰台に立っている。
「なぜこのサーキットで強いのか、説明するのは難しい」と彼は語る。「でもこのトラックが好きなのは確かだね。リタイアが少ないというのもあるかもしれない。他のサーキットだと、そうはいかないこともあるから」
「ここを走るのは楽しいし、この場所に来るのも好きだ。過去のマシンもここではかなり競争力があったから、そういった要素がこの好成績につながっているのかもしれない」
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