フェルスタッペン F1サウジアラビアGP週末は「レッドブルRB21のストーリー」

フェルスタッペンは、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットで、レッドブルRB21で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。このマシンは、決してグリッド上で最速のマシンではない。
この2回のポールポジションは、日本、バーレーン、サウジアラビアの3連戦の結果を締めくくるものとなったが、その間のレース結果は6位と期待外れで、レッドブルにはいくつかの悲観的な頭痛の種を残した。
「もちろん、マクラーレンが再び非常に競争力があることは際立っていると思うけど、僕たちサイドとしては、まだやるべきことや理解すべきことがかなりある」と金曜日にパパイヤのマシンに0.1で3位となったフェルスタッペンは語った。
その差はFP3で0.8秒以上に拡大し、レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーを不安にさせた。
「FP3を終えたとき、みんな『2列目に入るのは厳しい戦いになる』と、ちょっと落ち込んだ気持ちでいたと思う」とホーナーは予選後にSky Sports F1に語った。
一方、フェルスタッペンは、メディアに対して、「予選に入った瞬間、すぐに自信が湧いてきた」と語った。
「マシンに若干の変更を加えたけど、その効果は明らかに大きかった。それが、このマシンの特徴だと思う」
「本当に、うまくいくかどうかの賭けのようなものなんだ。うまくいけば、もちろん競争力はあると思う」

つまり、鈴鹿と同じように、レッドブルがセットアップを微調整して状況を好転させた後、フェルスタッペンが素晴らしいポールポジションラップを走った。
だが、ジェッダは、速さを求められることを考えると、もっと極端なケースかもしれない。
「結局のところ、クリーンなラップを走って、限界に挑戦するしかないと思うよ」とフェルスタッペンは語った。
「でも、ここだと正直、超難しい。一部のコーナーは、壁に超近づきたいからね」
「時々うまくいくけど、時々失敗する。22コーナーへのブレーキングはすごく凸凹で、ターンインする時にどこを走ってるか見えない」
「だから、すべてを正しく行うのは非常に難しい。でも、明らかに、今日は十分だった。もちろん、Q3では、もう少しリスクを冒すことになる」
レッドブルの「ストーリー」とは?
フェルスタッペンが言う「ストーリー」とは、RB21のコーナーでのバランスとタイヤの摩耗の問題が、特定の会場で明らかになることを指している。
そのため、路面が摩耗しやすく、低速コーナーが多いバーレーンでは惨事になった。
ジェッダは、鈴鹿と同じように、滑らかなアスファルトと高速コーナーで構成されてる。
「アスファルトがまったく違うから、タイヤにも大きな影響がある」と、1週間の違いを振り返ってフェルスタッペンは語った。
「当然、バーレーンのように、コーナーの途中でタイヤを大きく回転させる必要のあるトラックや、長時間のコーナーがあるトラックでは、それは僕たちにとって大きな問題になる」
「ここでは、ちょっとだけ競争力が高まっているように感じる」
「問題が解決したって言ってるわけじゃないけど、少なくとも、もう少しプッシュして、僕たちの限界にもう少しうまく対処するチャンスが得られた」
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