マックス・フェルスタッペンのF1ファンがジョージ・ラッセルのクルーを攻撃
![マックス・フェルスタッペンのF1ファンがジョージ・ラッセルのクルーを攻撃](https://f1-gate.com/media/img2025/20250216-verstappen.jpg)
2人のドライバーは、カタールでのスチュワードとのミーティング後に仲たがいし、レッドブルのドライバーに珍しく1グリッド降格ペナルティが科された。その後、フェルスタッペンはメルセデスのドライバーに対して「完全に尊敬の念を失った」と主張し、2人の間で公の場での応酬が繰り広げられた。
ラッセルとフェルスタッペンはカタールで当然のように最前列からスタートし、レッドブルのドライバーは第1コーナーでのペナルティで失ったリードを取り戻した。しかしラッセルは、メルセデスのドライバーがスチュワードの前で彼にペナルティを課そうとしていると思ったため、フェルスタッペンが「俺を壁に頭からぶつける」と言われたと主張していた。
彼らの口論はシーズン最終戦のアブダビでも続き、リアム・ローソンは、シーズン終了時の全ドライバーディナーでフェルスタッペンが冗談で彼の隣の席を取っておいたが、ラッセルは現世界チャンピオンの隣に座ることを拒否したという逸話を語った。
マックス・フェルスタッペンはカタールでの週末の試合を受けてジョージ・ラッセルを「いじめっ子」や「負け犬」と呼んだが、シーズン終了後には話し合い、 2025年シーズンに向けて「大丈夫」だと語った。
ラッセル:マックス・フェルスタッペンのファンはカタールの余波を受けてチームにメールを送った
しかし、ジョージ・ラッセルは、その場の感情に駆られて、フェルスタッペンのファンの中には、彼だけでなくチームのメンバーにも接触してきた者がいると明かした。ただし、彼は公にされている内容を読まないようにしている。
「正直に言うと、僕自身は何も見ていないけど、世間では多くの批判があったことは知っている」とラッセルはオートスポーツ誌に語った。
「チームのメンバーがオランダのファンからメールを受け取っていたことは知っている。しかし、それはスポーツの一部であり、人生の一部でもある。そう思わないか? それは受け入れるしかない。そして、それを読むことを選択し、感情的な影響を受けることもできる。たとえコメントに笑ったとしても、それは自分への影響となる」
「だから、僕はこういう考え方やメンタリティを持っている。ポジティブなコメントがあったとしても、実際に僕の運転が速くなるか? そうはならないだろう。そして、ポジティブなコメントよりもネガティブなコメントの方が多いから、僕は本当にそれを避けようとしているんだ」
![マックス・フェルスタッペン](https://f1-gate.com/media/img2025/20250216-verstappen-russell.jpg)
ジョージ・ラッセルは昨シーズンのマックス・フェルスタッペンのドライビングを声高に批判し、2021年シーズンにレッドブルのドライバーに「立ち向かう」唯一の人物はルイス・ハミルトンだと信じ、その評価を倍増させた。
その結果、ジョージ・ラッセルはカタールからの余波がその点において「自分を限界まで追い詰めた」と認めた。
「僕はF1で7年目を迎え、自分がどこにいるのかを認識し始めている」とラッセルは語った。
「自分の声、自分が持つプラットフォーム、そして自分が及ぼせる影響力に気づいている」
「僕はそれが自分にとって重要だと思った。なぜなら、その点でこれほど公然と人前で押し付けられたり、軽視されたりすることは受け入れられないからだ。それが主な原動力だった」
「人生で、自分の望みをかなえるために他人を押しのけたり、押しのけたりする人をたくさん見てきた。そういう人に立ち向かう人が必要だ。でも、誰もそんなことをしていない」
「昨年、マックスが他のドライバーを脅迫するような激しい走りを見せ、誰も抵抗できないような攻撃性を見せながら、トップでシーズンが進むのを見て、少しイライラしていた」
「唯一のドライバーはルイスだった。彼は2021年にそれを成し遂げた唯一の人物であり、明らかに素晴らしいシーズンだった」
「昨年、このスポーツを観ていて、素晴らしいタイトル争いがあるはずだったのに、そうならなかったことにフラストレーションを感じていたので、カタールでのあのコメントが僕を限界まで追い詰めた」
「コース上での運転中のふざけた態度からコース外での会話まで、起こったことすべてを思い浮かべた。それは受け入れられないことであり、何かする必要があった」
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