フェルスタッペン、あわやQ2敗退のシーンでエンジニアと走行プランで衝突
マックス・フェルスタッペンは、 Q2で10番手だったF1ベルギーGPの予選でQ3に進出できたのは「とてもラッキーだった」と語る。
フェルスタッペンはQ3でトップタイムを記録し、厳しい予選セッションをトップで終えたが、今季5基目のギアボックス使用による5グリッドペナルティを受け、日曜日の決勝は6番グリッドからスタートする。
しかし、フェルスタッペンは、予選Q2で危うくノックアウトされるところだった。角田裕毅よりコンマ3秒速いだけの10番手タイムだった。
フェルスタッペンはQ2の途中でピットインし、ドライのソフトタイヤに履き替えたが、最初の計測ラップでターン9でコースアウトし、トラックリミットを超えてラップを失うことになると判断してバックオフした。
『膨らんでホワイトラインを越えてしまった。どうすればいい?』とフェルスタッペンはレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに尋ねた。
『マックス、とにかくペースを維持してくれ』とランピアーゼが答えると、フェルスタッペンは『でも、僕のラップはキャンセルされると思うよ』と返した。
セッションは残り3分半を切り、ランビアーゼは不安を感じていた。
『マックス、プッシュ - スロー - プッシュを完了するためのマージンはあまりない』とランピアーゼは伝えた。
『じゃあ、2回プッシュすればいいんじゃない?』とフェルスタッペンは質問し、現在のフライングラップを終えたらすぐに2回目のフライングラップを試みることを示唆した。
『いや、タイヤが熱くなりすぎる』と説明したランビアーゼは、最終ラップのチェッカーフラッグでERSバッテリーをフルに使ってプッシュする必要があることも認識していた。
『大丈夫だから、とにかくラップを完了させてくれ』
フェルスタッペンはゆっくりとクールダウンラップを行った後、最終的に残り10秒を切ったところでラインを通過。1分52秒784を記録し、10番手でQ3進出を決めたが、ピットに戻る途中、無線で敗退に近づいたことに不満そうだった。
『僕が言ったように(FOMによる検閲を受けて)2周連続でプッシュすべきだった』とフェルスタッペンは語った。
『でも、マックス、君は通過した』とランビアーゼが言い返した後、フェルスタッペンは『でも、10番手で通過するならFOMによる検閲はなかった。(FOMの検閲に)引っかかっただけだ』
するとランビアーゼは皮肉交じりに『オーケー、最終ラップでトラックが2秒速くなっていて、エネルギーが残っていなかったとしたら、どうだった?』と答えた。
『でも、Q3で何をしたいか言ってくれれば、それを実行する。セット、燃料、走行プラン…何でも言ってくれ』
セッション後、フェルスタッペンはQ3に進出できたのはラッキーだったと語った。
「とてもタイトだった」とフェルスタッペンは語った。「もちろん、コンディションはとてもトリッキーだった」
「路面は本当に急速に乾いていて、最終ラップではQ2でさらにプッシュする自信がなかったので、10番手にいられたのはとてもラッキーだった」
Q3進出後、フェルスタッペンは、最終フェーズの最初のプッシュラップで2秒近くタイムを縮めて最速タイムを記録したため、フライングラップでよりリスクを冒すことができたと語った。
「もちろん、Q3ではタイヤが2セットあるから、もう少しプッシュしてもいいし、リスクを冒してもいいことは分かっている。それが最終ラップでやったことだ」とフェルスタッペンは語った。
「日曜日にはペナルティーで順位を下げなければならないことは分かっているけど、またポールポジションを獲得することが今日は僕にできる最善のことだった」
昨年は14番グリッドからこのレースを制したフェルスタッペンだが、今年は6番グリッドから優勝争いができると自信をみせている。
「去年の方がペナルティーが多かったけど、それでも優勝できた」とフェルスタッペンは語った。
「だから、それが日曜日の目標なだ」
「でも、まずは明日の天気がどうなるか、そしてどんなレースができるか見てみよう」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日はドライの走行ラインが一つしかない難しいコンディションで、とてもタフな予選だった。Q2のアタック1周目は途中でワイドに膨らんでしまったので中断したけど、その時に速度を落として走ったためタイヤの温度を少し下げてしまった。でも路面が急速によくなったおかげで、Q2はギリギリ突破することができた。Q3はリスクを取った最後のラップがうまくいって、ここでポールを獲得できてとてもうれしい。決勝はギアボックスの交換によるペナルティーで5グリッド降格となるけど、昨年はもっとペナルティーがありさらに後方からのスタートでしたし、今年はよいマシンが用意できているので優勝も可能だと思っている。ここからそう遠くない場所で育ったので、僕にとってベルギーは第2の故郷だ。雨の中の観戦は大変だったと思うけど、たくさんのファンが来てくれたことに感謝している」
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1ベルギーGP
フェルスタッペンはQ3でトップタイムを記録し、厳しい予選セッションをトップで終えたが、今季5基目のギアボックス使用による5グリッドペナルティを受け、日曜日の決勝は6番グリッドからスタートする。
しかし、フェルスタッペンは、予選Q2で危うくノックアウトされるところだった。角田裕毅よりコンマ3秒速いだけの10番手タイムだった。
フェルスタッペンはQ2の途中でピットインし、ドライのソフトタイヤに履き替えたが、最初の計測ラップでターン9でコースアウトし、トラックリミットを超えてラップを失うことになると判断してバックオフした。
『膨らんでホワイトラインを越えてしまった。どうすればいい?』とフェルスタッペンはレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに尋ねた。
『マックス、とにかくペースを維持してくれ』とランピアーゼが答えると、フェルスタッペンは『でも、僕のラップはキャンセルされると思うよ』と返した。
セッションは残り3分半を切り、ランビアーゼは不安を感じていた。
『マックス、プッシュ - スロー - プッシュを完了するためのマージンはあまりない』とランピアーゼは伝えた。
『じゃあ、2回プッシュすればいいんじゃない?』とフェルスタッペンは質問し、現在のフライングラップを終えたらすぐに2回目のフライングラップを試みることを示唆した。
『いや、タイヤが熱くなりすぎる』と説明したランビアーゼは、最終ラップのチェッカーフラッグでERSバッテリーをフルに使ってプッシュする必要があることも認識していた。
『大丈夫だから、とにかくラップを完了させてくれ』
フェルスタッペンはゆっくりとクールダウンラップを行った後、最終的に残り10秒を切ったところでラインを通過。1分52秒784を記録し、10番手でQ3進出を決めたが、ピットに戻る途中、無線で敗退に近づいたことに不満そうだった。
『僕が言ったように(FOMによる検閲を受けて)2周連続でプッシュすべきだった』とフェルスタッペンは語った。
『でも、マックス、君は通過した』とランビアーゼが言い返した後、フェルスタッペンは『でも、10番手で通過するならFOMによる検閲はなかった。(FOMの検閲に)引っかかっただけだ』
するとランビアーゼは皮肉交じりに『オーケー、最終ラップでトラックが2秒速くなっていて、エネルギーが残っていなかったとしたら、どうだった?』と答えた。
『でも、Q3で何をしたいか言ってくれれば、それを実行する。セット、燃料、走行プラン…何でも言ってくれ』
セッション後、フェルスタッペンはQ3に進出できたのはラッキーだったと語った。
「とてもタイトだった」とフェルスタッペンは語った。「もちろん、コンディションはとてもトリッキーだった」
「路面は本当に急速に乾いていて、最終ラップではQ2でさらにプッシュする自信がなかったので、10番手にいられたのはとてもラッキーだった」
Q3進出後、フェルスタッペンは、最終フェーズの最初のプッシュラップで2秒近くタイムを縮めて最速タイムを記録したため、フライングラップでよりリスクを冒すことができたと語った。
「もちろん、Q3ではタイヤが2セットあるから、もう少しプッシュしてもいいし、リスクを冒してもいいことは分かっている。それが最終ラップでやったことだ」とフェルスタッペンは語った。
「日曜日にはペナルティーで順位を下げなければならないことは分かっているけど、またポールポジションを獲得することが今日は僕にできる最善のことだった」
昨年は14番グリッドからこのレースを制したフェルスタッペンだが、今年は6番グリッドから優勝争いができると自信をみせている。
「去年の方がペナルティーが多かったけど、それでも優勝できた」とフェルスタッペンは語った。
「だから、それが日曜日の目標なだ」
「でも、まずは明日の天気がどうなるか、そしてどんなレースができるか見てみよう」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日はドライの走行ラインが一つしかない難しいコンディションで、とてもタフな予選だった。Q2のアタック1周目は途中でワイドに膨らんでしまったので中断したけど、その時に速度を落として走ったためタイヤの温度を少し下げてしまった。でも路面が急速によくなったおかげで、Q2はギリギリ突破することができた。Q3はリスクを取った最後のラップがうまくいって、ここでポールを獲得できてとてもうれしい。決勝はギアボックスの交換によるペナルティーで5グリッド降格となるけど、昨年はもっとペナルティーがありさらに後方からのスタートでしたし、今年はよいマシンが用意できているので優勝も可能だと思っている。ここからそう遠くない場所で育ったので、僕にとってベルギーは第2の故郷だ。雨の中の観戦は大変だったと思うけど、たくさんのファンが来てくれたことに感謝している」
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1ベルギーGP