F1王者フェルスタッペン、自身のブランド『Max 1』の商標でナイキと対立
マックス・フェルスタッペンは、衣料品業界への参入を目指す中、アパレル大手のナイキと対立している。

F1でのマックス・フェルスタッペンのコース上での活動は、現在、さらなる高みへと向かっている。すでに2回のワールドチャンピオンに輝いているフェルスタッペンは、2023年F1シーズンの圧倒的なスタートダッシュにより、今シーズン3連覇の圧倒的な有力候補となっている。

レッドブルとの契約は2028年末まで続くため、フェルスタッペンのF1への取り組みは今後何年にもあわって彼のキャリアの中心であり続けるだろう。

しかし、2028年以降はF1を離れて他のレースに挑戦することを示唆したフェルスタッペンは、その頃にはまだ30代になったばかりだというのに、すでにF1以外の人生にも大きな関心を向けている。

それはレースだけでなく、フェルスタッペンは自身のアパレルブランドの立ち上げも望んでいるようだ。

計画では『Max 1』と呼ぶ予定だったが、De Limburgerは、ナイキがその名前が『Air Max』と似すぎていると問題視していると報じている。

この地域の商標庁であるベネルクス知的財産庁(BOIP)は、フェルスタッペンの計画に障害が生じた理由とともに、その調査とナイキからの反対を確認する報告書を発表した。

名前が似ていることから、両ブランドの間に提携関係があると考える人々が混乱する可能性があるという指摘に加え、スタイリングも問題視されているようだ。

報告書によると、「両標識は、異なる場所とはいえ、MAXという語を含んでいる。引用された商標では、AIRとMAXという要素は、全体の印象において同じ重みを持つ。争点となったサインでは、MAXという単語が強調されている。数字の1は、MAXの指定とみなされる。その限りにおいて、標識は一致する」

「本件商品(ナイキとマックス)は、一部が同一で、一部が類似している。視覚的にも聴覚的にも、標識の間には一定の類似性がある」

「これらと上述の他の要因に基づき、またそれらの相互依存性を考慮すると、当庁は、請求された商標の対象となる商品と争われた標識の商品が同一の事業者に属するか、場合によっては経済的に結びついた企業のものであると公衆が信じる可能性があるという意味で、混同の可能性があると考える」

「衣料品の分野では、同じ商標が異なる方法で構成されることが一般的であるため、関連する一般の人々は、争われたサインが異議申立人(ナイキ)のサブマークであると考える可能性もある」

フェルスタッペンが自身のアパレルブランドを軌道に乗せるために新たなルートを探す一方で、F1での世界タイトル獲得に向けては、レッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスが対立しているようだ。

ペレスは、まだフェルスタッペンに対してシーズンを通して挑み続けることができていないが、サウジアラビアでの印象的なパフォーマンスは、フェルスタッペンを寄せ付けず、勝利に導いたことで、この状況が変わろうとしていることを示唆したもので、まさに警告を発している。

フェルスタッペンは、ペレスからファステストラップボーナスポイントを奪い、チームメイトに1ポイント差をつけてオーストラリアGPに臨む。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング