マックス・フェルスタッペン 「どのタイヤもデグラデーションが酷かった」 / レッドブル・レーシング F1オーストリアGP 決勝
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2022年F1第11戦オーストリアグランプリの決勝を2位表彰台で終えた。

オーストリアGPでの緊迫した戦略バトルの末、マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)にわずか1.5秒差で敗れ、レッドブルリンクでの通算5勝目を惜しくも逃した。

ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、シャr・ルクレールを抑えてレース序盤をリードしたが、両陣営の戦略が絡み合う中、タイヤデグラデーションに苦しみ、3回に渡りルクレールの先行を許し、さらにレース終盤にはもう1台のフェラーリを駆るカルロス・サインツからも追われた。

しかし、カルロス・サインツJr.のエンジンがブローアップしてVSCが導入されると、マックス・フェルスタッペンはピットに入って新品のミディアムタイヤに交換。その後シャルル・ルクレールがスロットルのトラブルを訴え始めると、逆転を狙って差を詰めていく。
しかし、シャルル・ルクレールはトラブルにもかかわらず首位に踏み留まり、71周を走り切ってマックス・フェルスタッペンの前でチェッカーフラッグを受けた。フェルスタッペンは2位でフィニッシュし、今シーズン8回目の表彰台フィニッシュを記録した。

「今日の僕たちは少しだけペースが足りなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「戦略面でベストを尽くしたけれど、フェラーリ勢はとてつもなく速かった。もちろん、タイヤのデグラデーションがあそこまで酷かった原因を究明する必要がある。何が起きていたのか正確には把握していないけれど、どのコンパウンドも上手く機能してくれなかった」

「優勝は逃したけれど、十分なポイントを獲得できた。困難な状況ではポイントを稼ぐ必要があるけれど、今日はそれができた」

マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 オーストリアグランプリ

F1オーストリアGPでは、女性ファンへのセクハラ、人種差別、同性愛嫌悪などの行為が報じられた。

「今週末のファンからの応援は素晴らしかったけれど、その一方でショッキングな出来事もいくつか耳にしている」とマックス・フェルスタッペンもその話題に触れた。

「明らかに間違っているし、まったく正しい出来事ではない。僕たちのホームレースを祝うべき週末にこのようなことは言いたくなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP