レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン 「F1王座を獲得できなくても惨めな人生だとは思わない」
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1世界選手権でルイス・ハミルトンのような支配の時代を享受したいという願望には駆り立てられていないと主張する。

素晴らしい才能の持ち主だと見なされているマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンが引退した後にその座を引き継ぎ、今後10年のF1界を背負って立つスーパースターになると考えられている。

マックス・フェルスタッペンは、オーストリア2連戦に先立ってドライバーズ選手権でルイス・ハミルトンに12ポイント差をつけており、政権交代は今年にも行われる可能性がある。

だが、マックス・フェルスタッペンは、先のことは考え過ぎるのではなく、1度でもF1ワールドチャンピオンになったという感覚を味わいたいと思っている。そして、その経験を逃したとしても、今後の生活の質にそれほど深刻な影響を与えることはないと主張する。

「タイトルを獲得できなかったとしても、惨めな人生をだとは思わないだろう」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「僕は自分が楽しんでいることをやっている。人生で長い間適切なタイミングに適切な場所にいるには幸運が必要だ。時代によっては他の時代よりもそれが長いこともある。競争が激しく、異なるチームでタイトルを争う年もある。1つのチームによる本格的な支配のようになることもあるけど、それはすべてのスポーツで見られることだ」

「僕はできるだけ多くのレースに勝ちたいだけだ。もちろん、チャンピオンシップに勝ちたいと思っているけど、勝てなかったとしても、結局のところ、自分がやっていることは大好きだし、それが最も重要なことだ」

23歳のマックス・フェルスタッペンは、F1キャリアに具体的な目標を設定することに意味を見い出していない。

「実際にそれをコントロールすることはできないからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「マラソン競技などとは少し違う。結局、僕たちは機材に非常に依存しているので、成功するにはパッケージ全体が整っている必要がある」

「F1の多くのドライバーはタイトルを獲得するのに十分に優秀だけど、彼らはクルマを持っていない。少しトリッキーな状況だ」

マックス・フェルスタッペンたった1回のF1タイトルでF1キャリアを終えることになっても満足するだろう語る。

「それが僕の唯一のチャンスであり、それを手に入れたのであれば、もちろん、とても幸せだと思う。なぜなら、F1は人生のほんの一部にすぎないからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「多くの人がそれを深刻に考えすぎていると思う。F1で起こるすべてのこと、パフォーマンスを発揮できなかったり、ハッピーではなかったとしても、彼らの私生活に影響を及ぼすべきではないと思う」

「僕はF1以外にも良いプライベートライフを持っている。それら2つを別々に保つことで非常にうまく機能している」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1